ヴォルティススタジアム

【徳島vs水戸】プレビュー:チームの攻撃は個々のパス1本から。それにシビアさとこだわりを見せられるか!?

■2016明治安田生命J2リーグ 第11節
5月3日(火)徳島vs水戸(13:00KICK OFF/鳴門大塚)
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今の不調の原因を何かひとつだけに絞ることは出来ない。チームには幾つもの課題が存在し、それらが重なり合うことで思うように勝点を得られない状況に陥ってしまっている。
ただ、そうした課題の中で最も大きく、他の何よりもここまでの戦績(2勝2分6敗)に影響を及ぼしているのは、改めて言うまでもなくやはり攻撃力の不足。ゴールを奪えるかどうかよりも一歩手前の問題だ。事実、現在のヴォルティスは決定機と呼べるような場面をゲームの中で作れていない。前節・札幌戦もシュート数こそ公式記録上7本であったが、それはミドルシュートやセットプレーからのものばかり。CKからのシュート1本だけ(結果としてはそれが決まって勝利したが)に終わった前節に続き、相手守備を崩してのフィニッシュシーンは一度も見られなかった。

その攻撃力の不足を掘り下げて考えれば、改善が不可欠な部分は多種にわたると言えよう。ボールホルダーに対するサポートの早さと厚み、それを追い越すような献身的スプリント、ワンプレーで足を止めない連続した動きなど、選手たちに求められることは非常に多い。渡大生も前節終了後「FWに入った時に周りに人がいなくて孤立している感じがした」という言葉を残していたが、いずれにしても現在チームの攻撃に人数・連携・連動が全く足りていないのは明らか。当然それでは相手守備を崩すまでには至らない。

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