ヴォルティススタジアム

【徳島vs岐阜】レポート:ほとんど何も出来なかった90分。敗因はプレーに対する厳しさの違い。

■2016明治安田生命J2リーグ 第6節
4月3日(日)徳島 1-3 岐阜(14:04KICK OFF/鳴門大塚/3,508人)
得点者:28’冨田大介(徳島)34’苅部隆太郎(岐阜)43’鈴木ブルーノ(岐阜)73’風間宏矢(岐阜)
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三連勝でこのゲームを迎えた岐阜の勢いに負けたのか?いや、違う。敗因は間違いなく、プレーの厳しさが岐阜に劣っていたこと。ひとつひとつのパス精度における厳しさ、守から攻へ切り替わった瞬間の動き出しに関する厳しさ、ワンプレー後も止まらず動き続ける献身面での厳しさ──。言い換えると、選手個々の自分自身に対する厳しさが岐阜よりも足りなかったということである。
そうなると当然勝負に勝てるはずはない。ホームでひとつの勝点も得られなかったこの結果は残念ながら妥当と言わざるを得ないだろう。

実際ゲームを振り返ると、そうした厳しさの足りないプレーは序盤から何度も見受けられた。早速10分に橋内優也が判断の遅いキープを潰されカウンターでヒヤリとさせられると、続く12分にもハーフウェイライン付近での繋ぎに不用意なパスミスを発生させて一本のスルーパスから大ピンチ。そのシーンはGK相澤貴志がブロックしたものの、早い時間からヴォルティスの選手たちにはそうした甘い面が見えていたと言えよう。

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