ヴォルティススタジアム

【2015年のヴォルティスを振り返る(2)】成長(第22節〜33節)

ぎりぎり中位グループにぶら下がる14位という位置で今季リーグを終えたヴォルティス。1年でのJ1復帰を目標に掲げていたことを考えれば、その順位はやはり不甲斐ないと言われて仕方のないものであろう。
しかし全く希望を感じなかったかと言えば決してそうではない。事実、チームは夏場に勝点獲得のペースをアップ。開幕から続いた悩める状態を抜け出し、初のJ1昇格を決めた2013年に近い雰囲気を漂わせたと言える。
ただ今季はそれが長く続かなかった。そしてその結果、ヴォルティスの2015年は「混迷、成長、失速」という3つの言葉で形作られることに──。

いずれにしてもヴォルティスにとって今季は悔しさにまみれたシーズンであった。それだけに誰もがもう新しい年のことへ頭と気持ちを切り替えたいだろうが、来季で進化を果たすためには今季の失敗としっかり向き合うことも必要だ。そこでこの年末、区切りの意味も含め、前記した3つの言葉の括りごとに今季のチームを今一度振り返りたい。
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【無料掲載】第1回 混迷(第1節〜21節)

「体を張って守れたことは良かった」と無失点に貢献した福元洋平選手。(水戸戦)

●成長(第22節〜33節)

しかし、そうした心配(※第1回 混迷参照)を抱いていた矢先、突然変化が訪れる。夏場に見せた「成長」の時だ。

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