塩谷司、広島に帰還

2015年12月3日、チャンピオンシップ第1戦。90分に決めた佐々木翔の同点ゴールを祝福する塩谷(左から2番目)。千葉和彦やドウグラスの姿も。
塩谷司が、帰ってくる。
2012年の夏、水戸から移籍。その年は円形脱毛症になるほどに苦しんだが少しずつ力を発揮し、初優勝を決めた試合でピッチに立てた。2013年、ファン・ソッコとの激しい競争に打ち勝ってポジションを勝ち取り、連覇に貢献。2015年の優勝にも素晴らしい活躍で大きな存在を発揮した。広島在籍中に日本代表に選出され、2016年のリオデジャネイロ五輪にも出場している。
2017年夏、広島に移籍金(正確な数字は不明だが、移籍時に足立修強化部長は「違約金の設定金額は超えています」と語っている)を残して中東のビッグクラブ=アルアイン(UAE)に移籍。4シーズンをほぼレギュラーで過ごし、ボランチも務めるなど攻守に活躍。2018年のクラブ・ワールドカップ決勝ではレアル・マドリード相手に得点を記録。準優勝に大きく貢献した。
力強い守備、しっかりとした足下、そして何よりも破壊力に満ちた攻撃。能力は疑いない。最終ラインならどこでもできるし、ボランチもやれる。筆者の想いとすれば、FWだって彼なら高いレベルでの力を発揮できる。本当の意味でのマルチタレントだ。
アルアインへの移籍会見の時の言葉を、掲載しておこう。
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