ヴォルティススタジアム

【千葉vs徳島】フォトレポート:ドゥシャンの劇的ゴールで逆転勝利!

■明治安田生命J2リーグ 第14節
8月23日(日)千葉 1-2 徳島(19:03KICK OFF/フクアリ/2,424人)
45+5’船山貴之(千葉)73’垣田裕暉(徳島)90+4’ドゥシャン(徳島)
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5連戦の最後、今節は「しっかり守備から入って固めてくる印象があります(リカルド監督)」と指揮官が評する千葉とのアウェイゲームとなった。

前節からGK以外のフィールドプレーヤー全員を入れ替えてきた千葉に対し、徳島もスタメンを前節から5人を変更。DFには藤田とドゥシャンが、中盤には岩尾、FWには西谷、杉森がそれぞれ入った。またベンチには第2節・愛媛戦以来となる佐藤晃大が入った。

試合序盤、千葉のブロックを崩すためにサイドを大きく揺さぶるが、千葉のスライドも早くなかなかシュートまで持ち込むことができず。

最初のチャンスは25分、サイドを大きく揺さぶり西谷のクロスに杉森が頭で合わせると、給水を挟んで迎えた29分、前半最大の決定機が訪れる。小西、岩尾と縦パスをつなぎ渡井へボールをつけると、垣田が空けたスペースに走り込んできた杉森へラストパスを送る。杉森はGKを冷静にかわしシュートを放つが、カバーに入った安田にクリアされてしまう。45分には田向のクロスに杉森が飛び込むが、トラップがハンドを取られてしまう。そんな中迎えた前半アディショナルタイム、田口のアーリークロスへの対応が甘くなり船山にヘディングシュートを許し先制を許す。

1点ビハインドでを迎えたハーフタイム。リカルドロドリゲス監督は「2トップにしてもパワープレーで攻めるわけではない。前線をうまく使っていこう。コンビネーションも使って崩していくこと。落ち着いてまず1点取ろう」と指示を送り、杉森に代えて佐藤晃大を投入する。

48分、左サイドのクロスにファーサイドで藤田が合わせようとするが、わずかに合わず。52分、西谷のファウルで得たFK。岩尾のシュートのこぼれ球が垣田の前にこぼれるが上手くバウンドが合わずシュートまではいけず。58分には、渡井のクロスに佐藤のヘディングシュート、59分にも小西がミドルシュート、64分にも渡井のドリブル突破からシュート、こぼれ球を西谷が狙うがいずれも決められない。

相手の追加点のチャンスでの好セーブが光った上福元直人。

70分、千葉がFWに代えてDFを投入し5バック変更。守備をさらに固めるが「相手が形を変えたから何かを伝えたということは無くて、我々としてやっていくことは変わりませんでした(リカルド監督)」。ヴォルティスも72分に右サイド藤田に代えて岸本を投入し、フレッシュな選手を入れ攻撃を活性化させる。すると73分、サイドに流れた渡井が中に入った岸本へパスを通す。反転した岸本のクロスはサイドに流れるが、拾った西谷がシュート性のクロスを入れると「(西谷選手が)縦に突破してクロスボールが来ると思いましたし、佐藤選手が前に抜けてその裏にしっかり入っていくことができました。2人に感謝するゴールです」と話す垣田が合わせ同点に追いつく。

同点に追いついたヴォルティスは、76分、渡井のスルーパスに佐藤が抜けだしシュートを放つが、これもGK新井に防がれる。86分にも田向のクロスに佐藤が合わせるがこれもGKに防がれてしまう。

しかし後半アディショナルタイム、西谷が得たCKから、岩尾のボールを「練習からセットプレーの練習をやっていました」と話すドゥシャンが相手DFのマークを外して頭で合わせると、サイドネットにゴールが吸い込まれる!ドゥシャンの劇的ゴールで勝利を手繰り寄せたヴォルティス。

試合後、殊勲の決勝ゴールを決めたドゥシャンは「試合を最後まで諦めなかったことが大きかったです。特に最後の20分は、自分たちのペースも上げて勝利にたどり着くことが出来ました。監督が言うように、常に謙虚にもっと上を目指して戦っていかなければいけないと思います」と、週末の松本戦へ気を引き締めていた。

□試合フォト

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