山梨フットボール

「1月8日の全体練習以来、柏好文が練習場に登場」【練習場から】

チームは宮崎(綾町)キャンプから山梨県に戻り、1日のオフを挟んで2月5日から練習再開。そこに少し前に退院した柏好文が登場。「ヤバいね、この寒さ」と話かけてくれた。

リハビリ中の遠藤光(左)と一緒にピッチの周囲をウォーキングする柏好文(右)。移籍してすぐに長期療養になってしまったことに対して切ない思いもあるのかもしれないが、見た目には”(今年のメンバーは)どれくらいやるのよ”的な感じにも見えた(当社比)。

2025年の1月13日に柏好文が当面療養に入ることがクラブから発表されてショックを受けた。診断結果が”Vogt-小柳-原田病”ということだが、どんな病気なのかの想像も働かない病名。Googleで検索するとAIが、”メラニン色素細胞に対する自己免疫疾患です。ぶどう膜炎や髄膜炎、難聴などの症状を引き起こします”と概要を教えてくれる。主な症状として視力低下やめまいなどがあるそうで、長期的(最低でも数ヶ月と理解)な治療が必要な様子。ただ、広島時代も同じような体調不良になったことがあったようだが、数ヶ月以内で回復しているので今回もそうなると信じている。よく聞く病名であるリウマチも免疫異常による病気なので、免疫システムの異常による不調・疾患は防ぎきれないものではないかと素人としては受け止めている。

たちは柏の復帰を待つしかないし、待てる。WBでプレーする柏の瞬間的なスピードはJ2で十分に通用すると思っていたし、ソロでキュッと行くと言うよりも、サイドでボールを持ってワンツーで出してもらって走り込めばまだまだ勝負ができる選手だと思っていた。荒木翔、小林岩魚、宮崎純真、佐藤恵介らが現時点でのWBのスタメン候補で、ここに柏が入るとどうなるかという楽しみは数ヶ月待つしかないが、J1リーグで350試合出場、32ゴールの37歳のベテランには愛ある憎まれ口でチームに刺激を与え、自分自身にプレッシャーをかけて復帰を果たしてほしい。そして、若手から、”柏さん、37歳でもまぁまぁ走れますね”って愛ある憎まれ口のリターンを受けてほしい。

(松尾ジュン)

ピッチの周りをウォーキングしながら練習の様子を見守る柏好文。

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