山梨フットボール

「誇り高き星付きユニフォームで初めて戦うホームゲーム」【2023明治安田生命J2リーグ第1節 甲府対山形 プレビュー】

2023明治安田生命J2リーグ第1節 甲府先発予想布陣。

2023年2月18日(土曜日) 甲府対山形(13:05 KICK OFF/JIT リサイクルインク スタジアム)

2月17日のJ1リーグのオープニングマッチで横浜FMが川崎Fにアウエーで2-1で勝利した試合を見て、FUJIFILM SUPER CUP2023(@”新”国立競技場)の内容・スコア(1-2●)と重ねつつ、”先に公式戦を戦ったチームのアドバンテージ”を感じた。川崎Fの方が甲府よりも当然質が高い内容だけど、スコアが同じになることがあるのがなかなか得点が入らないサッカーで、スーパーカップは力の差が大きかった…。ただ、Jリーグ60クラブの中で甲府と横浜FMだけが先に戦うことができたスーパーカップは体験してみて初めて解る・感じる”凄さ”と”名誉”。国歌斉唱に東京五輪の開会式で次元が違う凄い”君が代”を歌ったMISIAに来て欲しかったけれど歌手なしの音源だったことは残念も、Jリーグ58クラブの旗を従えるように甲府と横浜FMのエンブレムが大きく左右に並んだ景色を目に焼き付けた。

撃の形がボールを奪ったところからシュートシーンまで繋がらないのは、高い位置でボールを奪う形がなかなかハマっていないからだと横浜FM戦で感じた。この点では篠田善之監督の意図と選手が感じているものがまだピタリと重なっていないからだと思うし、44分のピーター・ウタカの同点ゴールに繋がったエドゥアルド・マンシャのスーパーなパスは”速い攻撃”という概念は意図した通りも、攻撃の形としてはマンシャ個人の判断のボールが上手いことーーVARで6分も揉めるもーー鳥海芳樹に通っただけで、選手の即興性というか判断が産んだ決定機・ゴールだった。

甲府と横浜FM以外のサポーターもそれぞれが応援するクラブのユニフォームを着て観戦に来ていることにFUJIFILM SUPER CUP2023の価値の意味を知ることができた。来て見て初めて解ることが世の中には多い。天皇杯優勝を改めて凄いと思うし、吉田達磨”前”監督やスタッフ、選手に感謝したい。

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