山梨フットボール

無料記事「山梨学院大学とのトレーニングマッチに内藤大和のVF甲府 U-18同期の志村ぼん、小林隆が出場」【練習場から】

トレーニングマッチ後に内藤大和(中央)、小林隆(左)、志村ぼん(右)のVF甲府U-18同期(プロ契約後の内藤大和はトップチーム所属)3人に写真を撮らせてもらった。小林も志村もVF甲府でプロになることを望んでいるし、経験も能力も伸びしろも十分にある選手。U-18からのトップ昇格について強化部やアカデミーのコーチがどう考えているのかは分からないが、大学に進学して4年間で多くの公式戦に出場し、フィジカルも鍛え上げて即戦力評価で加入するのが現実的。この意味では17歳でトップチームと契約した内藤大和はフィジカル面を含めて突出した高校3年生ということになる。ダノン・ネーションズカップ・ワールドファイナル2016(@フランス)で準優勝したVF甲府U-12世代の選手がプロ入りし、アカデミーの最終学年となった。VF甲府と山梨県の新時代を創る彼らにとってここからの数年間はプロで生きる、プロで生き残るために成功も失敗も糧にして個人としての価値を高める時期。内藤大和が彼らのモチベーションリーダーとして実績を積み、一人でも多くのアカデミー出身選手がプロになり、成功する道を歩けることを期待する。

 

「メチャクチャ刺激になっています」DF志村ぼん(VF甲府U-18)

VF甲府U-18の選手がトップチームのトレーニングマッチや練習に参加することは頻繁ではないが、珍しくもない。ただ、同期の内藤大和が正式にプロ契約を結んでプロとしてプレーしているとなれば彼らに与える刺激は強い。J2リーグ第21節・千葉戦(1-1△)の翌日に行われた山梨学院大学とのトレーニングマッチ(30×2本、4-1◯、得点者:三平和司、飯島陸、内藤大和、宮崎純真)後に、後半の30分間プレーしたDF志村ぼんとDF小林隆に受けた刺激について聞いた。

(松尾ジュン)

DF志村ぼん(VF甲府U-18)

「メチャクチャ刺激になっています。自分も大和と同じプロのピッチに立ちたい。(U-18では4-1-4-1の左SBだがトレーニングマッチでは)右のWBで初めてプレーしましたが、プロはパスを出しやすいし、サポートも速くて困ることがなかった。自分のプレーはまぁまぁ出せたかなぁと思います」

DF小林隆(VF甲府U-18)

「(内藤)大和とは中学、高校と一緒にサッカーをやってきて、対戦してきた相手とはひと味違う選手。大和と一緒に練習してきたから他の相手を抑えることができたと思います。今の自分があるのは大和の影響があります。今日のトレーニングマッチはボランチでプレーしましたが、(普段はCBなので)ほぼ初めてのポジションでした」

トレーニングマッチ後、ゴールを片付け話しながら戻ってくる志村ぼん(左)と小林隆(右)。小林はU-18ではCBでプレーするが、この日はボランチで後半の30分間をプレー。190センチの身長があるのでCBでも凄いけれど、ボランチでやれるとなると凄いことになりそうで、期待と妄想が膨らむ。志村ぼんはユーティリティプレーヤーになりそうな雰囲気もあるし、リーダーとしてチームやクラブを引っ張る存在としても期待したい。この日は志村→内藤、小林→内藤でゴールが決まりそうな雰囲気もあったが叶わず。

VF甲府U-18の石原克哉コーチ(右)が志村ぼん(#8 左から2人目)と小林隆(#11 左)を引率。トレーニングマッチ後は居心地がいいのか内藤大和(#44 右から2人目)も会話の輪に入っていた。

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