無料記事 須貝英大「プレーの強度だけでなく、質というかオフ・ザ・ボールの質や落ち着きがもっとほしい。日本代表のブラジル戦ではそういうことを感じた」【練習場から】
ーー千葉戦はどんな気持でピッチに立ちますか?
どんな形でも勝つしかない。勝つことでしかこの流れを変えられない。審判がどうこうや、相手がどうこうじゃない。勝つことでしか流れは変えられない。勝たないと意味がない。
ーー”試合内容がいいけど勝てない”と言い続けることはできても、現実に勝っていない以上は納得できる人を段々と減らすことになりかねないです。
少し前から言っていることですが、最後の質だと思います。いいところまでいってもそれが最後はズレたり、流れたりする。そこに対しての意識は変えないといけない。それにミドルシュートも少ない。打てばラッキーゴールもあると思うけれど、それがない。最後の思い切りのよさが出てないと思います。岩手戦は主審にボールが当たったけれど、最後のところでは止められたと思います。戻る意識はよかったけれど、そこでボールがこぼれたときの反応で遅れている。切り替えの意識はよくても予測や反応をもっと高めないといけない。そういうところで拾われることが最近は増えていると思います。プレーの強度だけでなく、質というかオフ・ザ・ボールの質や落ち着きがもっとほしい。日本代表のブラジル戦ではそういうことを感じました。
ーー千葉はフィジカル面で甲府を上回る選手が多そうですが、チームプレーの質だけでなく、局面のオフ・ザ・ボールの質や予測で上回るプレーを発揮したいですね。
闘います。俺は死ぬ気でやりますよ。
ーーありがとうございました。選手個々が「俺が甲府を勝たせる」という気迫と覚悟を持ってプレーすれば継続と積み上げのストロングポイントを活かせる試合になり、ゴールと勝利に繋がると信じます。
(松尾ジュン)

悲壮感を出し過ぎる試合ではなく、気迫と落ち着きで上回り、最後は甲府の継続と積み上げの成果を勝利で示す試合にしたい。須貝英大の覚悟には敬意を払うし、彼の能力にも期待はするが、気迫と落ち着きの両方を持ち続けて勝利に貢献してほしい。