宮崎キャンプから練習参加している桐蔭横浜大学(新4年生)のFW・山田新(川崎F・ U-18出)。昨季加入した鳥海芳樹や川崎Fで1年目から活躍した橘田健人は大学の２学年上の先輩。「すごい選手が多い世代だったので、次のシーズンの関東大学リーグでは橘田さんたちの抜けた穴が大きくて大変でした」ということだった。鳥海先輩のことは「芳樹くん」と呼ぶそうだが、鳥海によると「”芳樹”って呼び捨てが殆どです」と笑っていた。ローマ字にすればYOSHIKIで、勘違いカッコいい。

宮崎キャンプから練習参加している桐蔭横浜大学(新４年生)のFW・水野颯太(常葉橘高校卒）。前線の選手が充実しているのでSHなど中盤に入ることもあるが、ダイナミックなシュートを打つ即戦力系。特徴の一つはスピード。日本代表の伊東純也(KRC ヘンク)は甲府加入時「僕は真っ直ぐ速く走るよりも、ターンしながらの方が速い」という趣旨の話をしたが、水野は「僕は直線系です」ということだ。

山田新(右)が加入しても山田陸が控えているし、右から2人目の水野颯太(ハヤタ)が加入しても同期で三浦颯太(ソウタ)が加入して”颯太”で被る。苗字は時代に左右されないが、時代ごとに人気の名前や漢字があるのがよく分かる。そして、左の鳥海芳樹もうそうだが、桐蔭横浜大学は素晴らしい人材が豊富だと感じる。VF甲府としてはこれからも良好な関係を継続したい。

最近の大学生は物怖じしないのでガンガン寄せてくる。山田新の魅力の一つはボディコンタクトや球際の強さ。ただ、中山陸(右)もJ3富山の２部練習で強くなっているので耐える。

VF甲府はJクラブの中でオープンマインドという点ではトップクラスだと思うが、開幕に向けて他クラブとの関係や新型コロナ感染症対策の関連で公にしにくい情報はあるが、チームがいい状況であることは確か。野澤英之は「まだまだ確定的なことは言えないですが、チームのまとまりや統一性は去年、一昨年よりもいいと思います」と話してくれた。新井涼平や野澤陸が軽度の故障で離脱していてDFラインは枚数と経験値が足りないが、これ以外の点では順調。野澤陸はキャンプ中に完全合流できる見込み。2月に更新される強化指定の大学生DFを加えて枚数を確保する可能性はあるが、どうなるかはもう少しTMをやってみないと分からない。