山梨フットボール

「2試合連続の非常事態。試合前日、当日のバタバタを一体感に変えて難敵岡山にアウエーで挑む」【2021明治安田生命J2リーグ第21節 岡山対甲府 プレビュー】

岡山の日本人アタッカーを最後のところで抑えられるか。甲府の3バック、4バック時は2枚のCBの判断と個の能力が問われる。

2021明治安田生命J2リーグ第21節 岡山対甲府 甲府先発予想布陣。

2021年7月3日(土曜日)岡山対甲府(19:00 KICK OFF/シティライトスタジアム)

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岡山戦前日、移動前の練習は大雨の中で行われ、高い集中力があったし、練習後は雨を楽しむなどリラックスした様子だった選手たち。しかし、岡山は上位3連戦の最後は京都に0-2で敗れたものの新潟に1-0、琉球に3-0で勝利しており、映像を見た印象では一体感がある戦いをしているいいチーム。新潟戦のゴールはオフサイドぽい感じだったけれど、今年のJ2リーグでは残念ながらあり得ることで、岡山が上位3連戦で2勝していることは尊重すべきことだし、新潟戦と琉球戦の間の天皇杯では東京Vに1-0で勝っており、力がある証。甲府は岡山以上の一体感が求められる今節。前節は6ゴールを挙げたけれど、今節はお互いに堅く、我慢の展開になることは覚悟の試合。

今節も試合前日に新たに新型コロナに感染した選手1名が判明した甲府。新たに感染者が判明すると濃厚接触者を特定して――保健所よりも厳しい判断・判定をクラブ独自に行い――念のために外すこともあり得る。メンデス、宮崎純真が練習に完全合流したものの依然台所事情は厳しい今節。岡山に対しては苦手意識はないものの、伊藤彰監督就任後は2分2敗で未勝利。トータルでも6勝4分4敗、アウエーでは2勝4分1敗で勝つことが難しい相手。FWの上門知樹のシュート力や突破力がここ数節はより目立っている相手、甲府としては3バックが最後の仕事をやらせないことがポイント。

甲府のアタッカー陣では泉澤仁は当然このと、前節ゴールを決められなかったウィリアン・リラ、そして、ハードに攻守で戦える鳥海芳樹(左)に期待。

前日練習では雨が溜まったトラック部分を水鳥が飛び立つときのように助走してCKを蹴っていた野津田岳人。広島から両親が観戦予定の岡山戦でチームを勝たせるパフォーマンスを期待。

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