山梨フットボール

「浦上仁騎、北谷史孝が初先発。勝ち切るマネージメントは大事だが、意識し過ぎて攻撃のパワーダウンは直近の4試合の悔しさを無にする」【2021明治安田生命J2リーグ第9節 甲府対相模原 プレビュー】

今節、3試合ぶりにワントップで先発見込みの有田光希。ここいらでチームを助ける一発を決めて存在感を高めたい。

2021明治安田生命J2リーグ第9節 甲府対相模原 甲府先発予想布陣。

2020年4月21日(水曜日)甲府対北九州(19:00 KICK OFF/JITリサイクルインク スタジアム)

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型コロナ変異株の蔓延でニュースの量と熱が増え、高まっていて”GWのJリーグはどうなるのかね”と不安な気持ちになるが、GW前最後のホームゲームは勝利で山梨県とファン・サポーターに活力を届けたい。今節ワントップで先発見込みの有田光希は「ウィークデーのナイトゲームだけど、スタジアムに来てくれるファン・サポーターはいる。共に戦ってくれる彼らに”スタジアムに来てよかった”と思ってもらえる試合にしないといけない」と話す。この想いはみんな同じだが、直近の4試合で悔しい思いをし、させてきただけに4試合の授業料の何割かは今節の勝利で取り戻さないといけない。

在18位の相模原はJ2リーグの新しい仲間で、初対戦。ユーリ、ホムロというブラジル人のキーマンが中2日の今節先発するのかどうかは気になるが、先発しなくても後半に出てくる可能性は高いのでここ2節のようなワンチャンスゴールは防ぎたいし、流れの中でもセットプレーでも抑えないといけない。

節は山本英臣、新井涼平がコンディション面などを考慮してベンチスタートの見込み。浦上仁騎と北谷史孝が先発見込みで、共に初先発。チーム内競争で勝ち上がって掴んだ先発ではないだけに、この2人とメンデスの3バックのパフォーマンスは物凄く重要になる。4月11日のJ3藤枝とのTMでは、浦上、北谷が先発する控え組中心+甲府U-18のメンバーで45×2本を0-0。ピンチもあったが無失点だったことは自信に加えることができるはず。このTMでは3バックの真ん中に野澤陸、右ストッパーが北谷、左ストッパーが浦上という並びだったが、今節は浦上が真ん中、右が北谷、左がメンデスという並びになりそう。

直言って、不安は感じる。この3人で3バックをやったことはないし、山本や新井や小柳達司がいる中で、浦上1枚、北谷1枚が入るなら今季初先発だとしても今季の実績と経験値がある他の選手に活かされながらフィットしていき、ストロングポイントを発揮できると思うが、リーダシップを取るまでには至っていないメンデスと初先発の2人という組み合わせには”エイヤ”的な面はあると思う。GK岡西宏祐の後ろからのサポートも重要になるはずだ。

北谷史孝(左)、浦上仁騎(中央)、メンデス(右)の3バックにはやったことがないだけに不安も感じるが、杞憂にするパフォーマンスを期待。また、チームとして彼らをサポートして盛り上げてフィットに繋げていきたい。

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