野津田岳人「1-1の同点でアディショナルタイムの場面。自分で決めたかったし、蹴りたい気持ちがありました。悔しいけれど切り替えるしかない」【2021J2第1節 千葉1-1甲府 コメント】
#16 MF 野津田岳人「この悔しさを絶対に生かすために…次に生かすために切り替えたい」
――負傷しながらも粘ってプレーしていた金井貢史選手と前半29分に交代しました。スクランブル的な交代でしたか?
(金井に)異変があることが分かっていて、監督から「準備しろ」と言われていて、それから時間もあったので身体と心を作る時間はありました。ただ、最初はきつかったですけど、そんなにバタバタではなかったです。
――今季加入してキャンプのTMではボランチでプレーをしていましたが、シャドーでプレーするのは久しぶりですか?
広島時代を含めて2年ぶりくらいのシャドーでした。単純に楽しくて、やり難さはなかったです。
――前半35分に関口正大選手がワンタッチで決定的なパスを出してくれて、そこからGKと1対1になりました。あのコンビネーションは練習のイメージ通りでしたか?
今週の準備で狙っていた形でもありました。千葉のCBがアリ(有田光希)くんに釣られていて、スペースがあったので”ここに来ればいいな”と思っていたところにいいボールが来て、いい反応ができました。ただ、しっかり決められればよかった…。
――ボールを受けた後、ドリブルしながらゴールとGKを見たり、寄せて来るDFとの間合いを計ったりと、あの場面は頭の中でいろいろな選択肢を考えていましたか?
フリーだったので落ち着いてやろうというのと、(選択肢として有田への)パスも若干気になっていました。少しだけ迷った分、シュートコースのアジャストがしきれなかった。あれは決めないといけないシュートだったので悔しかった。
――シュートが右のポストに当たってイン側に跳ね返り、有田選手が詰めていたけれどギリギリコースが合わずで押し込めず…惜しかったですね。
あれは最初のシュートで自分が決めないといけなかったです。
――野津田選手は”自分のことよりも甲府のJ1昇格のために貢献したい”という趣旨の話を最初にしてくれました。その思いを大前提に、直近の2シーズンゴールがないだけに、自分自身でゴールを決めたいという気持ちも強く持っていますよね。
千葉戦のポジションはシャドーでボランチよりも相手ゴールに近いのでゴールに絶対に絡みたかった。どんな試合でもゴールとアシストを目指しているので、そこは意識していました。

千葉戦翌日のダウンではFWとして野津田岳人(右)の悔しさや気持ちが理解できる三平和司(左)がアメリカWC(1994年)の決勝のPK戦で外したイタリアのエース、ロベルト・バッジョの有名な言葉を伝えたそうだ。野津田はアメリカWCの開幕直前の6月6日生まれで、当時を知っているはずはないけれど、「PKを外すのは、蹴る勇気を持った者だけだ」(ロベルト・バッジョ)は助けになり、勇気になるはずだ。
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