山梨フットボール

無料記事「目指すは誇り高き3位。J1昇格の目標は失われたが内田健太は想い、続ける」【練習場から】

俺たちはサッカーをやらせてもらっている(内田健太)

――千葉戦の結果でJ1昇格の可能性が消えてしまいましたがどう受け止めましたか?

負けるわけにはいかない試合だった、勝つしかなかったから悔しい。

――残り4試合に臨む気持ちは?

プロとして何かを感じてもらえるプレーをしないといけない。コロナでみんな大変な思いをしているけど、それでも応援してくれるファン・サポーターがいるし、スポンサーも支えてくれた。支えて貰った俺たちは最後までプレーで表現しないといけない。

――昇格の可能性が消えても内田選手自身がガックリすることはないですか?

全くない。プロ選手がそんな思いでやったらダメ。最後の笛が鳴るまでやり続けるのがプロ。チームの目標は失われたけどそこで止まったら無駄な時間を過ごすことになる。自分のため、チームのためにやり続けないといけない。それに、気持ちが切れたらサッカーに対して失礼。俺たちはサッカーをやらせてもらっている。常に100%でやらないとダメだと思う。気持ちが切れたときはサッカー人生の終わり。これまでも切らさずにやり続けることができたから今もサッカー人生を続けられている。

昇格はできなくなったけど、スポーツ選手は少しでもいい順位を求めるもの。残り4試合で3位を目指したい。甲府に関係ない人から見れば昇格ができないんなら3位も22位も同じかもしれないけど、俺たちには1年間で積み上げてきた誇りがある。少しでもいい順位で終わりたい。

若手が台頭してきたコロナ禍の2020シーズン。そして来季はサイドのスペシャリストとして期待を背負う大卒ルーキーも加入する。しかし、内田健太が13年間、7つのクラブで積み上げてきた経験値、サッカー魂の凄さと純粋さにそうそう迫ることができないと感じた。ラスト4試合、みんなで誇り高き3位を目指したい。

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