山梨フットボール

「得意のホームで順位の差が勝利への執念の差であることを水戸に見せつけて勝ちたい」【2020明治安田生命J2リーグ第33節 甲府対水戸 プレビュー】

2020明治安田生命J2リーグ第33節 甲府対水戸 甲府先発布陣。

2020年11月11日(水曜日) 甲府対水戸 (19:00 KICK OFF/山梨中銀スタジアム)

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勝や完勝してもちょっとでもイケる気になると次の試合で勝てないこともあるので――”勝つしかない”状況に追い込まれているし――”運もあったな”という勝ちの次の試合は緊張感を持って臨めるような気がしてきた。ここまで何度も甲府が2017年の降格後水戸に勝ってないと書いてきたけれど、何度も書いているうちに過去の対戦成績はどうでもいいような気にもなってきている。伊藤彰監督に聞いても、太田修介に聞いても、「そうですか、別に気にしていません」と――ポーズかもしれないけれど――取り付く島もない。今を闘う戦士には余計なお世話ということだ。

府よりも15点多く点を取っていて、16点多く失点している水戸(56点、50失点)なので、前者を消して、後者につけこむことが狙いにはなるが、GK岡西宏祐は「どこからでも点を取ってくる」相手と当然警戒する。自陣のペナルティエリア付近ではより注意深くプレーしないといけないが、弱気になってもいけないのでバランスが難しい。伊藤監督が狙うのは主導権を取る時間を長くすること。前期の対戦は先制して追いつかれ、突き放して後半のアディショナルタイムに追い付かれた2-2で、打ち合いとまではいかないものの、悔しい引き分け。甲府が苦手の水戸に勝つ流れにはそろそろ入ってきていると思う。

メンデス(左)とコミュニケーションを取る小林岩魚(中央)。この感じがチームの進化、熟成に繋がっている。

終盤になってもケガなく頼りにできる山本英臣。彼の秘めた執念や思いも実ると信じている。

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