山梨フットボール

「3試合連続の引き分けという流れを、荒木翔、中山陸の熱い想いを核とする迫力で変える新潟戦」【2020明治安田生命J2リーグ第22節 新潟対甲府 プレビュー】

2020明治安田生命J2リーグ第22節 新潟対甲府 甲府先発予想布陣。

2020年9月26日(土曜日) 新潟対甲府 (14:00 KICK OFF/デンカビッグスワンスタジアム)

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発メンバーを見ると第19節・岡山戦(0-0△)の“自分自身”へのリベンジを果たす試合でもあるのではないかと思う、中2日のアウエー新潟戦。“自分自身”が誰かというと、荒木翔、中山陸、太田修介だと勝手に想定している。太田は7試合連続出場中(うち4試合先発)で全ての試合に関わる「(連戦起用で)がんばってもらわないといけない何人かの選手」(伊藤彰監督)ということで無理が利くし、どの試合にも必要な若手、ポジション。なので岡山戦だけを強く意識することはないけど、荒木と中山は5連戦第2ラウンドの第16節・群馬戦(1-0○)で連敗を止める貢献を先発で果たしその後の北九州(3-0○)、長崎(2-0○)の連勝の流れを作ったものの、第2ラウンド最後の試合で勝てなかったし、この北九州、長崎の上位2連勝の試合には出場できなかった。

藤彰監督は対戦相手の個の強さなども考えて選手を選んでいるし、第3ラウンドは京都(0-0△)、磐田(1-1△)とまさに強い個がいるチームが続き、でこれまでの奇数試合、偶数試合のターンオーバーではなく、連戦起用も必要だという新しい戦い方にシフトしている。荒木の場合は内田健太という強力な選手が同じポジションにいるだけに立場を覆すには何試合も実績を残し続けないといけないが、現時点ではゴールやアシストという数字が示す実績は足りていない。

荒木翔にはゴールやアシストという分かりやすい結果も求めたい。FK一発もあると信じている。

山も強力な泉澤仁とポジションが重なるし、数字的な実績の前に経験値という面で強い個が多いチーム相手では身体の強さで太刀打ちできない場面がまだまだある。京都戦や磐田戦の強度の中でボールを失わないでポゼッションをして、ラストパスを出せるかと考えれば、もう少し強さと経験は必要。中山の身体が強くなっていることは伊藤監督も認めていて、だからこそ自信を持たせながら徐々に強度を上げるような起用の仕方を取っている面もある。それが岡山戦でもあったが、チームとしても個人としても満足がいく結果、内容には届かず、その前の先発試合の群馬戦の流れを繋げなかった。やはりリーグ戦で評価を上げるには連続して結果に繋げることが大事になる。

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