山梨フットボール

「ここまでの契約・移籍の人事で感じることは…ファン・サポーターが”応援したい”と思っていた選手がどんどんいなくなっている…という現実」【コラム&インタビュー】

”甲府が育てた選手”と誇りを持っていた曽根田穣も移籍してしまう。しかし、他のビッククラブが発掘しきれなかった選手を育てて第二の曽根田を生み出すことが甲府の生きる道。

 

テラン勢の契約満了の発表から遅れて曽根田穣の京都移籍、森晃太の山口移籍、松橋優の引退などがクラブから正式に発表され、ファン・サポーターにとってショックなオフの人事が連発。佐藤和弘もJ1クラブに移籍する可能性が高く、来季は――新加入選手が全部揃わないと分からないけれど――リーグ戦の経験値の少ない選手を育て・盛り上げていくことでチームの形を創りたいが、ここまでの契約・移籍を見て感じることは、来季は相当に厳しくなる可能性があるということ。この点については今後、佐久間悟GMのインタビューで触れるが、ここでは移籍していく選手の理由と現実について考えたい。

 

が移籍する最大の理由は“またFWは外国人選手なんですよね”だと思う。契約が残るドゥドゥとジュニオール・バホスがどうなるかは分からないが、クラブとしては今季の外国人選手は誰も残さず新たに獲得するという方向性。森の気持ちは分かるけれど、”外国人FWと競争して勝ちますよ“的な強気の気持ちでやってこそ…という気もしないではない。現に、外国人選手に勝ってポジションを取る日本人選手は何人もいる。ただ、現実的には外国人FWはレギュラー候補として獲得するので与えられるチャンスの回数や時間を考えると”フェアな競争ではない“と言えばそうなるので、チャンスが多い山口に賭ける気持ちを尊重して”甲府戦以外での”活躍を期待したい。ただ、山口ではチャンスは多いからそこから得ることも多いと思うが、森自身が変わらないといけない部分はある。

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