山梨フットボール

伊藤彰監督「最後の最後に力を振り絞って勝点1を取れたことは凄くよかった」【無料記事 2019J2第25節 水戸1-1甲府 コメント】

伊藤彰監督「彼が甲府で20年近くやってきた意地の一発かなぁと感じたゲーム」

この暑い中、遠くまでファン・サポーターの皆さんが来てくれたこと…最後、勝点1を取ることができましたが、やはり勝利をプレゼントできなかったことは凄く残念ですが、最後の最後に力を振り絞って勝点1を取れたことは凄くよかったと思います。

前半しっかり、堅く入るところ、相手のDFラインの裏を狙いつつ、我々もゲームをコントロールしながら前半を進めていました。その中でボランチ脇のシャドーのところでフリーになることが結構多くて、そこを起点にして相手の足を止めながらそこから攻撃をしようというところ…前半はよくできていたと思います。

最後の最後シュートチャンスまでこじ開けるところ、このゲームは少なかったと思っています。そのへんはもう少しアグレッシブに戦えるところが必要。後半に入って消耗戦、暑さの中で水戸のハードワークに押し込まれるところがあった。凌ぎきって最後ワンチャンスを狙っていた。先制されたところ、スローインからの守備、最後のところで自陣からの守備をしっかりしないといけないということが改めて分かったことなので、それは暑い中で消耗戦になって少し抜けていたところがある。そこはメンタルを含めて成長しないとダメ。クロスや詰められたシーン、一歩一歩あの時間帯、我々は後手に回って押し返せなかったことが失点に繋がったと思う。

最後、我々がオーガナイズを変えながらサイドからクロスに入って行こうと変えた中で、最後、山本英臣がゴールをこじ開けてくれた。我々…今のチームの凄い力になると思います。彼が甲府で20年近くやってきた意地の一発かなぁと感じたゲーム。我々は上位と勝点が開いているので次から勝点3を奪って最後まで諦めずに付いて行かないといけない。いいきっかけになるようにしたい。

――CFにドゥドゥをスタートで使い、途中から(ピーター)ウタカを起用しましたが狙いと評価は?

1つは連戦が続くというところと、我々はベテランが多いチームなので難しいところがある。その中で相手のDFラインの…ドゥドゥを最初に使ったのはサイドバックの裏を起点にしたかったのが一つの狙い。ドゥドゥは運動量が多いし、流れるプレーを得意とする選手。サイドバックがプレッシャーに来たところでその裏をドゥドゥが起点にして、サポートしてチェンジサイドするなり、そこからの攻撃を考えていました。前半なかなかそういう場面を多く作れなかったけれど、作れていたというのもある。ただ、起点を作った後のサポートが遅かったのは後半に向けて修正しました。

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