山梨フットボール

「さぁ、いっちょうやってやろう」【2018明治安田生命J2リーグ 第12節 甲府対山口 プレビュー】

2018J2第12節 甲府対山口 甲府先発予想布陣

2018年5月3日(木曜日)甲府対山口(14:00 KICK OFF/山梨中銀スタジアム)

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「さぁ、いっちょうやってやろう」

督交代というショック療法を選択したクラブ。吉田達磨監督の進退をどうするべきかではファン・サポーターでも意見が割れていたと思うが、”総合的な判断“としてクラブは吉田”前“監督になってもらう判断に至った。千葉戦をあるフロント幹部は「(監督交代をしたくないから)勝ってくれ…」と祈りながら見ていたそうだが、あの凌駕した内容でも勝てなかったことは大きかった。振り返ると、先発メンバーは素晴らしいプレーをしたが、途中出場の選手は勝ち切るための責任感や献身性が足りなかった。後半の終盤、パワープレーに入った相手に対して、クロスを入れさせない守備をやる体力があったはずなのにそれをやり切れなかった。

発したある選手は、「首根っこを掴んでもやらせないといけなかったけれど、自分自身が疲弊していて言えなかった。後悔している…」と言った。そういう選手を起用した責任が吉田前監督にあったということも言えるし、そこまで指導しきれなかったということも言える。そして、質の高い指導を受けながらもそういう判断ができなかった、学びきれなかった選手自身に責任がある。でも、チーム内にもヴァンフォーレ甲府に関わる人の中にも敵を作ってはいけない。あるのは意見をぶつけ合う仲間。あの強烈な、悔しい、腹立たしい経験をチームとして、個人として糧にして次の試合に臨まないといけない。それがJリーグのある生活。

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