山梨フットボール

「このラウンドで2年連続で負けたことで何かを変えていかないといけないし、山梨にも全国にも大恥をかいたとんでもない姿を見せた」吉田達磨監督【無料記事 天皇杯2回戦 甲府対八戸 吉田達磨監督 記者会見】

【無料記事 天皇杯2回戦 甲府対八戸 吉田達磨監督 記者会見】

本当に申し訳なく思っています。まず、負けたこと。2年続けて2回戦で敗れるということ。そういう慣習というか負け癖がこの負けによって更に見え隠れしてくるというか、天皇杯2回戦を突破するという、難しいようで簡単なことかもしれないし、簡単なようで難しいことかもしれないですけど、ここで負けていくチーム。本当になってないというか、そういった試合だったと思います。応援してもらって、「これでもう応援しない」と言われても文句の言えない、何のファイトもない、何のクオリティの違いもない試合。やってはいけない試合だった。違いを出せないことが全てだと思う。天皇杯2回戦はスピードもテクニックも全てにおいて上回って勝たないといけない試合ではないですが…。このラウンドで2年連続で負けたことで何かを変えていかないといけないし、山梨にも全国にも大恥をかいたとんでもない姿を見せた。4日後にはそれを覆すチャンスがあるので一つのきっかけだと思います。中3日でエネルギーを切り替えていく清水戦は今日の様なテクニックもない、パワーもないという試合にはならない。清水戦では柏戦で見せたファイトを――そう積み上げる時間はないが――とにかくファイトすることを見せてやっていかないといけないと思います。今日のメンバーは、僕も含めてそうですが、これが現状でJFLの上位の八戸さんに対して何の違いも見せられなかった。これが自分たちのクオリティなので受け止めて今晩から清水戦に向けていつもより大きく切り替えてやっていきたいと思っています。ここにいる皆さんにも恥ずかしい思いをさせて申し訳ありませんでした。

Q
こういう試合になった理由はどこにあると感じていますか?

A
大きな質に八戸さんと自分たちの差はないと思っているし、やり難いとかやり易いとか、こちらも大きく言ってないですし、身体を張るとか、もう一つ走るとか、声を出すとか、油断せずにプレーするとか、いつでも持っていないといけない筈なのにこうやって負けるとそういうところに理由を求めないといけなくなる。今日の僕たちは質も低かった。上手にプレーすべきところでボールが相手に行ってしまったりとかあると思うが、質以前のところ。走り回る、身体をぶつける、声を出すところは致命的というか…。平日の天皇杯でエネルギーがある方中心の応援でしたが、そのなかで声が通り響く条件だったが、通って聞こえる声はほとんどなかった。土曜日の柏戦が同じ条件だったらぶつかり合う音が聞こえ、汗が飛んでくるようなことがあったと思うが、そこが足りなかった。

Q
失点の直前に伝えようとしていたことは?

A
(投入前の)ドゥドゥと話をしていて、(八戸の)コーナーキックになった場面を見てなかった。時間帯もそうだけど、前半の30分過ぎから八戸さんのプレスが止まっていて、後半は自分たちが攻め込んでいて、点が入らないと…決定機までスピーディに持っていけない中でコーナーキックがあったのでとにかく集中しろと、何かが起こるかもしれないということを求めていた。交代選手もタッチライン外にいたので、「俺が交代かなぁ」と思う選手もいたかもしれないし、そういうところで声を掛けた。

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