土屋征夫

「（ブラジルから日本に戻って）ヴェルディに入って最初のキャンプでテツ（柱谷監督）さんといきなり同部屋ですよ。相手は日本代表の闘将、超大物で、俺はどこの馬の骨かもわからない選手で、何を話せばいいのか…。喋ることができなくて最初は同部屋なのが嫌でしたね（笑）。5日間くらいは話をしなかったと思います。でも、結局はテツさんの背中を見て俺は育ちましたし、育ててもらった。いろいろなことを教えてもらいました。ヴェルディの監督としても33歳、34歳の俺に本気で怒ってくれて指導してくれた。その年になると本気で怒ってくれる人なんてなかなか巡り合えないから、ものすごく感謝してます。テツさんの様な存在が近くにいてくれて幸せでした。まさか俺が42歳でも現役でやっているなんて思ってなかったと思うので、対戦するのは楽しみです」