山梨フットボール

新任アドリアン監督と甲府U-15の今【アカデミー U-15】関東ユース(U-15)サッカーリーグ2部を戦う甲府U-15

【アカデミー U-15】

試合前の円陣。少しずつアドリアン監督と選手の距離感の縮まりは感じるが、もう1~2歩選手にも歩み寄ってほしい。

今年から27歳のスペイン人監督、アドリアン・ゴンザレスを迎えた甲府U-15。ここまでのリーグ戦・関東サッカー(U-15)ユースリーグ2部は1勝3分9敗で12チーム中最下位(第14節終了時点)。年によって選手層やレベルに違いが生じるが、過去の3シーズンは4位(16年)、4位(15年)、10位(14年)だっただけに現時点ではかなり苦しい戦いということになる。スペイン人監督が就任して急に全てが上手く回るとは思っていないが、5月17日の練習(押原)を取材した時は、来日直後に比べてアドリアン監督の表情に明るさが少ないことが印象的だった。この日は雨の中の練習だったこともあるのかもしれないが、練習中にコーチングの声も選手の声もほとんど聞こえなかった。雨の中で静かに進み、時折アドリアン監督の声が響くという印象。「コミュニケーションはもっと欲しいが、日本の15歳がこうなのかどうかは分からない(アドリアン監督)」と、まだ手探りの印象。恐らく選手も同じだろう。監督の懐に飛び込むには至っていない。

試合中はほとんど立ったままのアドリアン監督。「引き寄せろ」など日本語の語彙は増やしているが、選手も片言でも英語・スペイン語でコミュニケーション取るくらい監督に興味を持ってほしい

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