2017年05月05日 21時10分
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【無料記事 5月5日の練習場から】
5月7日(日)の明治安田J1リーグ第10節磐田戦に向けて実質的な準備ができるのは5日と6日の2日間。チームはリーグ戦のメンバー、ルヴァンカップ第4節で先発・プレー時間が長かった選手をベテランと中堅・若手の2グループ、計3グループに分けてコンディショニングとトレーニングを行った。紅白戦形式の戦術確認では、磐田の特徴に合わせた攻守の確認を行った。復帰に向けてピッチが上がるリハビリ組では、山本英臣はまだ完全合流ではないもののウイルソンは紅白戦形式の戦術確認で川又堅碁役をやり急速な回復ぶり。28度を超える気温の中で汗をダラダラ流しながらウェイトダウンを兼ねてウイルソンが最後までプレーできたことはいいニュース。
山梨大学医学部グラウンドで行われた5月5日のトレーニングではウイルソン(中央)が完全合流。若干重そうな感じもあったが嬉しいニュース。
J1リーグ第10節磐田戦に先発すればJ1リーグ通算300試合出場になる阿部翔平(中央)。3人一組で行うウォーミングアップメニューでは、堀井岳也コーチ(左奥)と分析担当の涌井秀人コーチ(右手前)と組んだ。浮き球でのパス交換というメニューに堀井コーチと涌井コーチが「現役を退いて長いですから感」を出して、ボールの軌道が定まらずに真ん中の阿部は大苦戦で、いい練習になっていた。ちなみに、甲府のJ1初ゴールを決めたのは堀井コーチ(06年第2節)。
ルヴァンカップ第4節横浜FM戦で90分プレーしたドゥドゥは紅白戦には入らず別メニューで調整。練習後、ボールを2つ使って座るセンスに本場感が出ている。
紅白戦形式の戦術確認では磐田のどこを突くのか吉田監督が徹底。練習後の囲みで聞くと、「そんなことは狙ってません」ととぼけた…。
全体練習後、吉田達磨監督の話を聞く入間川景太(右)。直立不動なのと距離感に入間川の緊張が伝わってくる。まだプロではない、2種登録の高校生がトップチームの練習でどう振舞うべきなのかという、熱い教育だった。育成の仕事を長くやってきた吉田監督にしか言えない、気が付かない部分だ。
山梨大学医学部グラウンド横には、ヒマラヤスギが植えられている。韮崎中央公園とは違う趣があっていい感じ。
(取材/構成 松尾潤)