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【栃木vs徳島】増田功作監督記者会見コメント「今シーズンは得失点差がマイナス(-2)で終わったので、ここをプラスにしていかないと目指すところには行けない。来シーズンに向けて自分もしっかり精進して仕事をしていきたい」

■明治安田J2リーグ 第38節
11月10日(日)栃木 0-0 徳島(14:03KICK OFF/カンセキ/5,899人)
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〇増田功作監督
今日も遠い栃木まで多くのサポーターの方に来ていただいて、選手たちを後押ししてくれました。まずはありがとうございますと言いたいです。

試合の内容については、栃木さんが前からアグレッシブに来ることが分かっていた中で、中央でズレを作ってサイドから侵入したかったのですが、それがなかなかできませんでした。相手のロングボールに対してのセカンドボールもなかなか拾えなかったので、前半の途中から立ち位置を変えて中盤での枚数のかけ方を変えました。いい形で前進できた部分もありますが、アタッキングサードまでなかなかいけませんでした。後半に何本かポストに当たりましたが、あそこを決め切る力をもっとトレーニングの中でつけていかないといけないと感じています。
今シーズンは得失点差がマイナス(-2)で終わったので、ここをプラスにしていかないと目指すところには行けないと思います。来シーズンに向けて自分もしっかり精進して仕事をしていきたいです。

Q:前半『中央でズレを作ってサイドから進入したかった』ということですが、それができなかった原因は?
栃木さんがリスク覚悟でほぼマンツーマンでプレッシャーをかけてきた中で、逆にうちは前を向くスペースと時間を作ることができず、ラインブレイクして大きなスペースも使えませんでした。どうしても近くの選手へのパスになってしまい、GKも含めて圧力を感じてしまったんだと思います。

Q:後半、児玉選手のいいスルーパスもありましたが、背後へのパスが少なかったように感じました。
背後に関してというか、自分たちがズレを作って中央を締めさせてサイドから侵入するのか、逆にサイドを締められたら中央から侵入するか、そこは選手たちもうかがっていたと思いますが、相手の圧力が強くて見つけられなかった部分もあると思います。

確かにもう一つ大きくラインブレイクできればよかったですが、試合序盤に関しては相手の圧力も強かったので、前線のアクションも含めてもっと素早くポジションを取ったり、パスの出し手と受け手がラインブレイクするタイミングを取ったり、あとは質のところでミスも多かったりしたので、そこはもっと突き詰めていかないといけないなと思います。

Q:栃木の守備の強度は予想以上に強かったということでしょうか?
前節の横浜FC戦の後半を見ても強く来ることはわかっていましたが、それでもズレであったり侵入できる出口を見つけられる選手はいるので、そこは僕自身にも責任があります。もっと高めて突き詰めてやっていきたいです。

Q:5連勝を目指していた中で、それができなかったことについて。
もちろん毎試合勝点3を目指していますが、今日に関してはクリーンシートで終えられました。それはDFラインも含めてしっかりやってくれたと思います。攻撃面がクローズアップされてしまいますが、まず後ろがしっかり守れていること、あとはポストに当たったようなシーンもありましたが、あそこを決め切る力をつけていくこと、チャンスの回数を増やすことが大事だと思います。もちろん勝点3を取れたらよかったですが、決してネガティブな試合ではなかったと思います。

Q:今シーズンはどんなことを積み上げることができたと思いますか?
クラブとして考えると目標を達成できなかったので、現場の僕が次につなげなくてはいけないと思っています。しっかり立て直すことと改善すること。この後数字も確認しますが、やっぱり上に行くためには数字を上げることが必要です。そこはトレーニングからしっかりとやっていかなくてはいけないと思っています。

まずサッカーは相手がいるものなので、システムや選手の能力などいろいろな要素がありますが、相手のシステムややり方を見ながらシーズン終盤にかけてしっかりとボールを運べたり守備ができてきたんじゃないかと思います。そこに今日の栃木さんのような相手に対しては守備の強度を加えたり、もう少し自分たちの守備の時間を短くしなからアタッキングサードに入る時間を増やして、クロスやペナルティエリアのニアゾーンやシンプルにフィニッシュへ行く形の再現性は必要なんじゃないかと思います。

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