ヴォルティススタジアム

【徳島vs大分】増田功作監督記者会見コメント「前半は自分達が狙いを持っていた攻守でパーフェクトに近い形で終えられました。ただやはり隙を見せていたら上にはいけないので。ああいった所はもっともっと改善していかなくてはいけないと思っています」

■明治安田J2リーグ 第31節
9月14日(土)徳島 3-1 大分(19:06KICK OFF/鳴門大塚/11,211人)
得点者:1’渡大生(徳島)3’エウシーニョ(徳島)23’鹿沼直生(徳島)48’髙橋大悟(大分)
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〇増田功作監督

創立20周年ということで、ヴォルタくんも誕生日(徳島ヴォルティス株式会社の設立日である9月10日)を迎えて最初の試合でした。スタジアムにも大勢のファン・サポーターの皆さんに入ってもらっていろいろなイベントもある中で勝利できたことが嬉しいです。

試合については、前半は自分達が狙いを持っていた攻守でパーフェクトに近い形で終えられました。ただ後半の入りに回ったというか簡単に1本裏を取られてGKと1対1の状況を作られたりしていて、やはり隙を見せていたら上にはいけないので。ああいった所はもっともっと改善していかなくてはいけないと思っています。

ただ途中から入った選手達に関しては、締めるところと自分達のやるべき事しっかりと遂行してくれて非常にチームのために働いてくれたと思います。(永木)亮太に関しても慣れないポジションをしっかりこなしてくれましたし、中盤では、(岩尾)憲、鹿沼、(児玉)駿斗が運動量豊富にプレーして、相手が可変してきた中で連携を取りながら対応してくれました。(柿谷)曜一朗も今日は2トップっぽくプレーしたり彼にも多くのタスクを課した中でやってくれて、ベテランを中心に締まったゲームが前半はできたと思います。次に向けて選手と共にまた頑張っていきたいと思います。

Q:2列目以降の選手達が今日は中間ポジションを取るというよりも積極的に前に出て入って裏を狙っていましたが、その狙いを教えてください。
今週、もちろん対大分に向けていろいろなやり方も含めていますが、今本当に曜一朗や駿斗、憲、鹿沼、亮太も含めて中盤が非常に厚い中で、彼らのバランスや特徴とを考えた時に、より彼らが生きる立ち位置とポジションで言えば、今日のような3ボランチっぽくなりながら、曜一朗が攻撃時には少し前に行って(渡)大生と相手の3バックを2人でロックできるような形にして、中盤からのモビリティとそこからの崩しを意識していました。どちらかと言えば相手よりもうちのバリエーションとしてチャレンジした部分があって、それが本当にいい方向に前半は出たんじゃないかと思います。

Q:出場停止の選手が2人いた中で、何を優先順位にしてメンバー選考と戦い方を選びましたか。
このメンバーなら勝てると思ったメンバーを選びました。

Q:コートチェンジがあり前半が風上、後半風下になりましたが?
もちろん風上を取るか風下を取るかというのはありますが、風に関しては僕がコントロールできるものではないので、前半風上であればより前へ行けるし、風下であれば耐えながらも前に行くリスクも考えながらやらなければいけないので、選手達がそれに対応してくれたのが大きかったんじゃないかと思います。

Q:渡大生選手の評価について。
やっぱり彼はゴールに対して貪欲だし他の選手への要求も非常に高くて、(坪井)清志郎や(村上)悠緋もそうですが彼に引っ張られているし彼の背中を見てトレーニングから貪欲にやってくれています。曜一朗もそうですが大生も前に行く推進力は年齢関係なく出ていたので、素晴らしいの一言です。

Q:試合終了後、ベンチ前で監督が呼び掛けて喜びを分かち合っていましたが、監督が促したのでしょうか?
そうですね。みんなで喜ぼうと。(内田)航平も今大きなケガをしている中で、今ベンチに入れないメンバーも含めて、チームが同じ方向を向いている中でやっぱりベンチにいた選手達も本当に勝つためにピッチ上の選手達を鼓舞していたので、何かそういう気持ちも含めて自分も選手達と喜びたいなと思って呼びました。
あとはホームでこれだけ大勢の方に来ていただいた中で勝てた事は非常にクラブとしても大きいと思いますし、現場の選手達があれだけ頑張って前半に関しては素晴らしい試合だったと思うので、そういった意味も含めて後半に下がった選手達の声掛けを聞いたらやっぱり一緒になって喜び合いたいなと思ったので。

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