【山口vs徳島】増田功作監督記者会見コメント「アウェイの山口まで大勢のファン・サポーターの皆さんがフラッグを持って勇気づける応援をしてくれた事が、1人少ない中でも戦えた要因だと思います」
■明治安田J2リーグ 第30節
9月7日(土)山口 1-2 徳島(19:05KICK OFF/みらスタ/7,566人)
得点者:28’渡大生(徳島)53’ブラウンノア賢信(徳島) 82’河野孝汰(山口)
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〇増田功作監督
アウェイの山口まで大勢のファン・サポーターの皆さんがフラッグを持って勇気づける応援をしてくれた事が、1人少ない中でも戦えた要因だと思います。
試合内容に関しては、山口さんがピッチに散水をしないという事でピッチが乾いてボールスピードが上がらない中、前半に関してはもう少しサイドへ持っていったり攻撃のスイッチが入るような動かし方をしたかったです。ただ、そこは自分達が相手をしっかりと見ながら前進できていましたし、相手のロングボールの対応もしっかりできていました。
後半に入って、相手がプレッシャーや立ち位置を変えてきましたが、選手達は自分達の守備のオーガナイズを作りながらいい形で追加点を取る事ができました。その後青木選手が退場して1人少ない中で、選手達が本当にハードワークして絶対勝点3を持って帰るんだぞという気持ちで戦ってくれて、大きな勝利だったんじゃないかと思います。
Q:前節の横浜FC戦では一瞬の隙を見せて点を取られて敗れましたが、今日は最後まで集中力を切らさずに戦い切りました。
まずは選手1人1人が負けられない一戦必勝のトーナメント戦のように戦うというところで、トレーニングから緊張感を持ってやってくれましたし、選手たちは生活を含めて試合に向けて準備できた事が一番の要因だったんじゃないかと思います。
Q:青木選手の退場後、永木選手をCBに入れました。このような展開をある程度想定していたのでしょうか?
今週怪我でCBがいなかったので永木選手はCBの練習をしていました。(自チームが退場する想定のトレーニングではなく)攻撃のトレーニングの中で、守備の選手が1人少ない中でのオーガナイズとそれに対しての攻撃練習に取り組んでいました。試合後、森選手も『あのトレーニングが生きた』という話をしていました。選手達にとっては1人少ない中でも守れたのは自信が持てたと思います。もちろん1失点してしまったのは残念でしたが、勝つことが全てなのでそれが一番大事です。
Q:1人少ない中でボールを上げるのを防いだり、ヘディングの競り合いでは後手を踏んでいたように見えましたが、その点についてはいかがですか?
もちろん上げさせない事が一番ですし、スライドも1人少ない中で山口もしっかり狙いをもってやってきていたので。大事なのはクロスを上げさせない事は無理なので体の向きや準備のポジショニングでそれがしっかりできていました。もちろん課題としては失点しているので、そこは突き詰めてやっていきたいです。
Q:昇格するためには絶対に負けられない試合として臨んでいたと思いますが、そういう試合で勝ち切れたことについては?
もう一戦必勝ですしトーナメントだと思っているので1つ1つ上がっていくつもりでやっています。
Q:初先発の鹿沼選手について。起用した理由と評価を教えてください。
シンプルにトレーニングから良かったので起用しました。うちは競争の中でその1週間でベストな11人とサブを含めた18人を連れてきているので。競争の中で彼が勝ち取って、今日もいいパフォーマンスを見せていたんじゃないかと思います。
Q:先週の清水戦が台風で中止になりました。試合間隔が1週間空きましたがコンディションニングなどどんな準備をしてきましたか?
横浜FCに負けた中での清水戦でしたので準備はしっかりしてきました。敗戦後のリバウンドメンタリティや立て直す時間はあったので、トレーニングの中で1つ1つ確認しながらできた事は確かに大きかったと思います。
Q:前線はいろいろな組み合わせが考えられる中で今日渡選手を起用した理由と評価について。
彼は本当にトレーニングの中でも100%、アップから試合と同じテンションでやる人間です。今週に限ってではありませんが、ゴール前でシュートを打つ回数や今日の試合で狙っていた背後への動きのパフォーマンスが良かったので、鹿沼選手と一緒で練習から良かったので起用しました。
Q:背後への狙いについては立ち上がりから発揮しているように見えました。
そうですね。特に山口はいい守備からいい攻撃が特徴で、そのいい守備のスイッチを入れさせないように、背後へのアクションをいつもよりも少し早くしてボールサイドへ寄らせていました。そこに関してはブラウンノア選手と一緒に非常によくやってくれたと思います。柿谷選手はどちらかと言えばピックアップするような形で、そこからの背後の取り方を非常に意識していたので、後ろの選手からしてみればボールを出しやすかったんじゃないかと思います。