ヴォルティススタジアム

【徳島vs水戸】増田功作監督記者会見コメント「何回か危ないシーンもありましたが、泥臭くクリーンシートで終えた事がチームとして大きかったです」

■明治安田J2リーグ 第21節
6月23日(日)徳島 1-0 水戸(19:03KICK OFF/鳴門大塚/3,402人)
得点者:84’坪井清志郎(徳島)
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〇増田功作監督
まず、足元の悪い中駆けつけてくれたファン・サポーターの皆さんに後押ししていただいた事に感謝しています。

前半からどこで相手のプレスを外すのか、そしてBOX内への侵入の仕方を想定してきた中で、選手達がしっかりとチャレンジしてプレーしてくれました。

特に左サイドに関しては、(橋本)健人がアーリークロスを意識してくれて、1トップ2シャドーもしっかりと中で準備できていました。もうひと手間かける選択肢もありましたが、タイミングも良かったし、今日に関してはピッチがスリッピーだったので相手の嫌な事をやろうと話をしていて、前半に関しては攻守で狙い通りできたんじゃないかと思います。

後半、プレッシングがなかなかはまらなかったので、そこは少し調整したいと思っています。ただ、そこで外されても誰が前に出て誰がそのスペース埋めるのか、選手の中でしっかりやってくれたと思います。相手の交代選手にパワーあるので警戒していて、何回か危ないシーンもありましたが、今日に関しては泥臭くというか、クリーンシートで終えた事がチームとして大きかったです。

また途中から出た選手がハードワークしてくれました。なかなか出場機会の無かった(坪井)清志郎がああやって腐らず頑張った結果が得点につながって、チームの底上げとしても大きいと思います。

リーグ戦2連敗、そしてセットプレーから失点していた中で、最後はちょっと危なかったですが、全員でハードワークしゼロに抑えた事も非常にチームとしてプラスになってよかったです。

Q:この試合に向けた攻守の狙いについて聞かせてください。

守備に関しては、相手ボランチの2人に前を向かせないようにして、またトップ下の草野選手が良い形でうちのボランチの背中にいたので、ボランチがCB3枚と連携して中央へボールを出させないようにしました。サイドに押し出した時にプレッシャーへWBが出ていくのかシャドーの選手が行くのかは、内側から切るのか外側から縦ずれで入っていくのか、ボールとポジションの状況によって対応していました。前半は右の山本選手が張っていたので、橋本選手がロックされた部分もありました。ロックされた時には(柿谷)曜一朗が上手くスライドしていましたし、縦にジャンプされた時には中をしっかり締められる状況を作ることができました。そこは選手たちが状況に合わせてやれていたのではないかと思います。

攻撃に関しては、相手のSHがうちの3CBにジャンプしてくるので、エウシーニョと橋本が高い位置を取るというよりも、しっかりとライン間でボールを受けられるようにして、そこから流し込みや楔のパスを狙うようにしていました。相手のスライドが速ければボランチが空く仕組みになっていたので、そこを上手く使う事ができていたと思います。

Q:決勝ゴールを挙げた坪井選手の評価を聞かせてください。

まずは彼の練習に取り組む普段からの姿勢であったり、特に今週は周囲との関係性が良くてゲーム形式の中でも前向きてシュートを打つ場面も多く体も動いていました。また、天皇杯の時も先発して良い形で相手DFの背後を取っているシーンもありました。良い状態の時に使ってあげたいなという思いがあったので、そういったトータルのパフォーマンスと連携のところが良かったので起用しました。今日点が取れたのはそういった積み重ねでやってきた結果だと思います。

Q:杉本選手が入った時に前線の並びを変えたのは何故ですか?
左サイドからのクロスが比較的多く相手も嫌がっていたので、チアゴを左サイドに入れた方が右サイドのノアもゴール前に入って来られるという狙いがありました。

押し込める状況が増えてきた時間帯だったので、ただチアゴの事を考えた時に、(右サイドなら)内側で持ててフィニッシュや逆サイドへのサイドチャンジがあるのでそのタイミングで替えました。またプレッシングを前からかけたかったのでノアを一番前に置き、(坪井)清志郎がクロスに入っていくタイミングは2列目の方が良かったということなど、その辺は思い付きというかその場の閃きで変えました。

Q:坪井選手について、先ほど『練習に取り組む普段からの姿勢』という表現がありましたが、どういった姿勢を見てそう感じましたか?

先発メンバーは11人、メンバー入りは18人で、他の選手も調子の良い時に彼も調子が良い時がありました。どうしてもポジションが被ってしまい、それは僕の判断なのですが、選ぶことができませんでした。自分で良い感触があった時はメンバーに入るのではないかと思ったことはあるはずです。そういった時にメンバーから外れても我慢して自分を高める事に対して貪欲にやってくれていました。

そこに関してはチームの士気も含めて、柿谷や渡といったベテラン選手もそうですが、自分を高めるために居残り練習をやる選手が多くなってきています。その競争の中、長い間苦しんで勝ち取り、リーグ戦では久しぶりにメンバーに入って、少ない時間の中で結果を出せた事は、彼の強い思いがあったからなんじゃないかと思います。

Q:2試合無得点で『後半戦は得点力が課題』という中、FWの選手がゴールを決めた事についてどのような感想をお持ちですか?

チャンスの数を考えればあと2~3点くらいは取らなくてはいけない状況だったと思います。今日のチャンスの数で3~4点取れるような形を作っていかないと、順位には得失点差もありますし、勝点1を3に、負けるような内容でも勝点1を取るためには、やっぱりセットプレーも含めて決定力が大事だと思うので、今日に関してはまだまだ物足りないです。

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