ヴォルティススタジアム

【群馬vs徳島】試合フォトレポート:スコアレスドローも光明を見出した一戦。

■明治安田生命J2リーグ 第11節
4月23日(日)群馬 0-0 徳島(14:03KICK OFF/正田スタ/2,949人)
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10試合勝利の無い中、今季初勝利を目指しアウェイでザスパクサツ群馬と対戦。
「ここまでの試合ではロングボールへの対応やボールを奪われた後のピンチが多かったので、チームに安定性を持たせるため(ベニャートラバイン監督)」システム変更を決断。中央にカカ、右に内田、左に安部が入った3バックに、右WBには外山、左WBには西谷がそれぞれ入った。

群馬特有の強風の中キックオフ。風上となった前半、試合を優位に進めた徳島。最初のチャンスは6分、外山のFKのボールをカカが折り返すと、混戦から柿谷がシュートを放つと、続くCKもカカのこぼれ球に安部が詰める。23分にも決定機。柿谷のランニングで左サイドの深い位置を取ると、柿谷のクロスを白井がシュート、24分にはFKのこぼれ球に柿谷が素早く反応しシュート。しかしこれもGKにセーブされてしまう。27分には柿谷がミドル、続いて西谷のクロスに柿谷が飛び込むなどゴールの匂いを感じさせる攻撃が続く。37分にも決定機。西谷のドリブルから白井の縦パスを玄がワンタッチでシュート、44分にはCKのこぼれ球を玄がミドルシュートで狙うがゴールならず。チャンスを多く作りながらもゴールは決められず0-0でハーフタイムへ。

風下となった後半も最初のチャンスは徳島。48分、内田のアーリークロスに森が合わせるが枠外。50分には決定機。内田のクロスを柿谷が落とし杉本がシュート、森が反応するがファウルの判定。55分には白井のCKに内田が合わせるも枠外。65分には決定機。CKのこぼれ球を玄がミドルシュート!しかしシュートはクロスバーに弾かれゴールならず。

風下となった後半は相手の攻撃も増えたが粘り強い対応を見せた。「(無失点は)自分を含めたDF陣にとっては自信になると思います(ホセアウレリオスアレス)」

悪くない流れの中、最初の交代は77分、森に代えて渡を投入する。81分にはサイドを揺さぶり外山のクロスに西谷が合わせるも上手くミートできず。84分には、内田、玄に代えて櫻井と児玉、88分には外山と杉本に代えて、千葉とルイズミケサダを投入し交代枠を使い切る。

試合終了間際、相手のセットプレーからの大ピンチを迎えるも「自分が守っているポジションだけでなく、それ以外の場所でも常に敏感に反応しないといけない」とゴールをカバーしていた柿谷がクリア。チーム全体が粘り強い対応を見せた。

試合はスコアレスドローに終わり、勝点3を奪う事は出来なかったが、光明を感じさせる一戦となった。

試合後、柿谷は勝てなかった悔しさをにじませながらも「アウェイにもかかわらず、これだけ多くのサポーターの皆さんが来てくれました。本当に勝ちたい、それが僕たちのプレーする意味ですし原動力になります」と感謝の気持ちを伝えた。

□試合フォト

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