ヴォルティススタジアム

【第4節の思い出|至高のスタジアムグルメ】じゅわっちの勝つ丼。

東京V戦は先週より少し早くスタジアムへやってきた。存在を知ってくれた方が「“いのかしはら”さん」と呼んでくれた。正確には「井之柏原敏(いのがしわばらさとし)」である。東京で輸入雑貨商を営むあのお方と、“いのがし”まで偶然重なっている。

おそらく、第2話にして「こいつは適当にスタジアムを徘徊して、どうでもいい話が落ち着いた辺りで“腹が・・・、減った・・・”と言う台詞きっかけで飯を食いに行くパターンなのだろう」と既にバレているかもしれない。しかし、早くもフォームを崩していくのが俺だ。

今回は到着してから腹が減ったのではなく、試合6日前に「“東京V戦・おもてなしグルメ”について」のSNSを発見してからずっと腹が減っている。

『【第3節|至高のスタジアムグルメ】焼肉長尾の極タンシチュー』で、23店舗もあることを知った。今回は迷うことがないように完璧な戦術を練りながら、事前にどこの店へ行くのかを決めてから家を出た。食べると決めたのは『じゅわっち』の[牛肉とレンコンの柳川風丼 ※限定30食](900円)。


これが、決定打になった。

どの店舗も丁寧に味を紹介してくれていた。しかし、このお店は「攻撃陣が点を取り、GK含む守備陣が相手の攻撃を無失点に抑える。そんなイメージで作り上げました」と心に訴えてきやがった。

いいじゃないか、いいじゃないか。

柳川と言えば、江戸生まれのドジョウを使った鍋料理。東京発祥の食べ物を食べて、東京Vも食っちまう。こういうダジャレ的な発想、好き。

今日も入口でお出迎えしてくれたのは「パンチくん」こと佐藤晃大CCO(クラブコミュニケーションオフィサー)。近年のIT化によって、Jリーグのメディア受付もデジタル管理になった。「この受付の機械を使うの初めてです」(パンチくん)。佐藤CCOのITメディア受付デビュー戦の対戦相手を任された。光栄。

その横を通りかかった広報に声をかけられた。「今日、早いっすね! どうしましたか?」。

理由はひとつしかなかろう。腹が・・・・、減った・・・・・・・。

仕事なんぞほったらかして「スタグル」こと『スタジアムグルメ』だ!

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