ヴォルティススタジアム

【甲府vs徳島】フォトレポート:交代選手でギアを上げ、西野の2試合連続弾で追いつきドロー。

■明治安田生命J2リーグ 第2節
2月25日(土)甲府 1-1 徳島(13:02KICK OFF/JITス/5,633人)
得点者:45+1’エドゥアルドマンシャ(甲府)49’西野太陽(徳島)
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J2第2節、今節は昨年天皇杯を制し今季ACLにも出場するヴァンフォーレ甲府。

システムは前節から変更し4-3-3。スタメンは前節から3人変更。DFでは田向が右サイドに入り、左サイドには初先発となる外山、アンカーに櫻井、インサイドハーフには児玉と柿谷、FWの右に前節ゴールを決めた西野がスタメンに入り、最前線には渡が入った。

開始直後からお互いにプレッシャーの掛け合いになる展開。「試合に入りとしては最初の10~20分間は自分たちのいいシーンを作り出すことができませんでした。特にサイドバック(SB)を起点にする攻撃ができませんでした。そこから3枚でのビルドアップを始めてからパスが入るようになり、状況が少し変わってきました」と指揮官が振り返ったように、ビルドアップの形を少し変えたことで徳島が徐々に押し込むようになる。25分には田向のクロスに渡が合わせるが枠外。42分には西野のターンからドリブルで持ち込みクロス、43分にはカカのドリブルからのパスを児玉がつなぎ渡が反応。渡はエリア内で相手DFに倒されるがノーファールの判定。そんな中迎えた前半アディショナルタイム、縦パスをマンシャにカットされるとそのままオーバーラップされウタカとのパス交換から決められ先制点を奪われてしまう。

1点ビハインドで迎えたハーフタイム、指揮官は田向と櫻井に代えて浜下と白井が投入する。
「システムもダブルボランチ気味にすることで相手の4枚でのプレスに対して、より近いところでサポートする人数を増やした(ベニャートラバイン監督)」
「西野選手も僕のプレーの特徴をわかっているので、僕を外側にして西野選手が内側に入る立ち位置を取ってくれていてすごくやりやすかった(浜下)」と選手交代と立ち位置の修正で、前半に比べビルドアップがスムーズになる。

48分にはボールカットした浜下のオーバーラップから強烈なミドルシュートでゴールを脅かすと、49分にはショートコーナーから外山のクロス、相手DFのクリアボールをカカがシュート、こぼれ球を西野が押し込み同点に追いつく!

2試合連続ゴールを決めた西野太陽。ゴールシーンについて「何となくこぼれてきそうなところでふらふらしていたらこぼれてきたので、後は蹴り込むだけでした。でも勝ちたかったです」と話した。

勢いになる徳島は56分には決定機。安部の鋭い縦パスを西谷がスルー、ボールを受けた渡が左足でシュートを放つも、惜しくもゴールならず。その後は交代カードを切りながらチャンスをうかがうが、84分、クロスボールのこぼれ球から小林に強烈なミドルシュートを放たれるがポストに弾かれる。終了間際には西谷のドリブルから白井がミドルシュートを狙うが、これは惜しくも枠外。

試合後「どちらが勝ってもおかしくないような試合だったと思います」と指揮官が語ったように一進一退のゲームは1-1のまま終了。勝点1を積み上げ、次節での今季初勝利を目指す。

□試合フォト

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