ヴォルティススタジアム

【インタビュー|志水和司通訳】~ アツいプレーでスタジアムはつながる。そして、何かが起きる ~

昨季から徳島ファミリーになった志水和司通訳。スペイン在住期間が長く、ダニエルポヤトス監督とはエスパニョール時代からの旧友。ジローナFCでは指宿洋史選手(現・アデレード・ユナイテッドFC/オーストラリア)、RCDマジョルカでは家長昭博選手(現・川崎F)の通訳も務めた。異色の経歴を持つ志水通訳の歩んできた道を探る。
聞き手/柏原敏 取材日/9月7日
※写真提供 :志水和司通訳

【プロフィール】
通訳
志水和司/Kazushi SHIMIZU
1974 年 12 月 21 日生まれ 兵庫県出身

[主な資格]
Animacio de Activitats Fisiques i Esportives
スペインサッカー協会 指導者ライセンス レベル2(日本サッカー協会A級ライセンス相当)

[主な経歴]
2004 年~2006 年 RCD エスパニョール U-9、サッカースクールコーチ
2006 年~2007 年 RCD エスパニョール U-10、サッカースクールコーチ
2008 年~2009 年 RCD エスパニョール U-11、サッカースクールコーチ
※2008 年 12 月~2009 年 6 月 ジローナ FC トップチーム通訳
2009 年~2010 年 CD.カニージャス U-7、U-11 コーチ
2010 年~2011 年 RCD マジョルカ トップチーム通訳

――さまざまなキャリアをお持ちですが、Jリーグの通訳としては初めてです。徳島ヴォルティスでの2年間をどう過ごされていますか?
一言で言うと「素晴らしい時間」を過ごさせていただいています。感謝しかありません。ただ、その多くは苦しい時間でもあり、思うような結果が出ない時期もありました。でも、僕の中ではこういう苦しい時間というのもサッカーにおいてすごく大切だと思っています。ピッチの中で生まれる感情、流している汗、喜怒哀楽は未来へ必ずつながっていきます。

僕は色んなことを大きく捉えて考えてしまう性格なのですが、在籍している選手から指導者を目指す選手も出てくると思います。そういった選手の経験が今後の日本サッカーの礎にもなっていくと思い描きながら毎日の時間を過ごしています。5年後、10年後の未来はいまいる選手たちが作っていくものだと思います。四国であり、日本のサッカー界の未来は、彼らが握っています。僕は多くの選手にいい指導者になって欲しいとも思っています。

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