ヴォルティススタジアム

【徳島vs水戸】試合フォトレポート:カカのゴールで先制するも追いつかれドロー。J1参入プレーオフ圏内の6位との勝点差は6に。

■明治安田生命J2リーグ 第38節
9月25日(日)徳島 1-1 水戸(17:03KICK OFF/鳴門大塚/4,932人)
得点者:57’カカ(徳島)68’唐山翔自(水戸)
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リーグ戦も残り5節。勝点差5でJ1参入プレーオフ圏内の6位以内を目指す中、今節は水戸ホーリーホックと対戦した。

キックオフ直後から、前線の2トップから積極的にプレッシャーをかける水戸に対し、プレッシャーを上手く剥がしチャンスを作るヴォルティス。「攻撃のバリエーションは増えているし、思い切り良くチャレンジもできていました。前半はすごくリズムも良くて、ゴールするチャンスの多かったその時間帯に仕留められる雰囲気もありました(児玉)」といいリズムで攻撃を仕掛ける。
4分、ドリブルで抜け出した杉森がシュートを放つと、直後のCKからこぼれ球を白井が鋭いミドルシュート、5分にも杉森が奪ったボールを白井、15分にはエウシーニョのパスを児玉がフリックし最後は一美がシュートと立て続けにゴールチャンスを迎える。20分には杉森のシュートのこぼれを拾った児玉がネットを揺らすがオフサイドの判定。その後も次々とチャンスを作るが、水戸の体を張った守備を崩せず。42分にはCKからの2次攻撃から、児玉のまた抜きパスを受けた田向がシュート性のクロスを入れると一美が合わせるが相手ゴール前で相手DFにクリアされてしまう。公式記録で前半だけで11本のシュートを放ちながらもゴールは割れず0-0でハーフタイムへ。

後半、試合は徳島ペースで試合が進む中、先制点が生まれる。57分、エウシーニョのCKを「相手はゾーン+マンツーマンという守備でしたので、ゾーンで立つ人の間を狙っていました」と話すカカがニアで上手くさわりゴールネットを揺らす!リードを奪った徳島は65分、一美に代えて佐藤を投入し前線の運動量を活性化させる。

しかし68分、前からのプレスをかわされサイドに展開されると、遠山に決められ同点にされてしまう。

どうしても勝利の欲しいヴォルティスは76分に玄、オリオラサンデー、安部とフレッシュな選手を一気に投入しチームの活性化を狙う。しかし、どうしても勝たなければいけない焦りのせいかパスの呼吸が合わずなかなかゴール前までボールを運ぶことができない。逆に水戸に決定的なピンチを作られるが、GKホセが辛くもセーブしゴールを許さない。

試合終了のホイッスルがなり、全力を出し切った両チームの選手がピッチ上に倒れる。

最後までゴールを目指したものの、ゴールネットは揺らせず。結局試合はそのまま1-1で終了。6位仙台との勝点差は6となり、プレーオフ圏内入りへ一歩後退する形となったが、「上位チームの状況によりますが、可能性のある限り目の前の試合をしっかり戦うことだけに集中したい」と語ったのは指揮官。また選手たちも「サポーターの皆さんと共にプレーオフへ行けるように最後まで戦う覚悟です(児玉駿斗)」「チームの誰もまだ諦めていない(一美和成)」「僕たちは可能性がある限り、最後の最後まで勝利を目指す姿を見せたい(田向)」と顔を上げた。
残り4試合、可能性を信じ戦い続けるのみだ。

□試合フォト

(残り 113文字/全文: 1492文字)

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