ヴォルティススタジアム

【ミニインタビュー】新加入・玄理吾選手

今シーズン静岡学園高校から加入した、技巧派ボランチ玄理吾選手。チーム始動から約1か月、徳島の雰囲気や戦術に順応しつつある玄選手に話を聞きました。

Q:高校生とプロの違いは
「スピードやプレッシャーの強度が全く違うと感じました。昨年、徳島に練習参加した時もその違いを肌で感じたので、高校に帰ってもプロ基準のスピードでプレーする意識をしました。プレーのスピードが速くなれば、自ずと考えるスピードも速くなります。まだまだ足りない部分もありますが、徐々に慣れてきました。」

Q:高校時代に磨かれたことは
「『ボールを奪われないこと、ミスをしないこと』は大きく成長したと思います。高校2年生から試合に出場し、相手が誰であっても絶対にボールを奪われない自信がありましたし、高校時代の監督からも評価をされました。」

Q:ミスをしない、ボールを奪われないためにプレー中に意識していることは
「『周りを見ること』を意識しています。高校時代で見るべきことと、プロになってから見るべきことは大きく異なります。プロになると『より深く、より細かく』周りを見ないといけないと感じました。ボールを奪われないために、うまく手を使って相手を抑えたり、相手から遠い方の足でボールを扱うことを意識しています。それは中学生の時に教えられ、身につきました。体格の大きい選手が奪いに来ても、ボールを取られない自信があります。また、練習中、監督やコーチが別の選手に指示している言葉を盗み聞きしています。自分がどのポジションで出場しても大丈夫なように、そして、ボールの受け手の気持ちがわかるようにと思ってやっています。」

Q:チーム始動からこれまでを振返って
「徳島はポゼッション主体のチームで、一つひとつの細かさやポゼッションの質の違いを感じました。徐々に戦術を理解でき、自分の色である『パスでリズムを作る』ことを出せてきました。プレーの選択肢も増えてきたので、もっとゴールに直結するプレーを増やしたいと思います。」

Q:玄選手から見た、静岡学園高校の先輩・渡井理己選手は
「自分と同じようなポジションなので、練習中などに話をすることも多いです。ボールの受け方やポジショニングは、すごく勉強になります。ライバルの選手でもあるので、負けたくないです。」

Q:仲の良い選手は?
「特に、一個上の先輩に仲良くしてもらっています。同じマンションに住む大森選手は、毎日車で送迎をしてくれます。トレーニングの振返りなどを話せて、とても良い時間を過ごせています。西野選手や坪井選手もとても優しくしてくれます。自分からガツガツ、コミュニケーションをとるタイプではないので、とても助かっています。」

Q:今シーズンの目標は
「まずは開幕戦のスタメン出場です。シーズン通して、より多くの試合に出場し、J1昇格に貢献することです。(5年後、10年後の目標は)まずは徳島で活躍して、徳島から海外に挑戦したいと思います。」

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