ヴォルティススタジアム

【山形vs徳島】試合フォトレポート:小西のゴールで山形を下し、5連戦を5連勝で締める!

■明治安田生命J2リーグ 第34節
11月15日(日)山形 0-1 徳島(14:03KICK OFF/NDスタ/4,711人)
得点者:28’小西雄大(徳島)
———-
5連戦の5試合目、今節はリカルド監督も「すごく勢いを持ったチーム」と評する、7位・モンテディオ山形とアウェイで対戦した。

開始早々、カウンターからサイドへ素早く展開しCKを獲得。CKから杉森がへディングシュートでゴールを狙うと、セットプレーを工夫し山形ディフェンスを揺さぶる。その後はやや山形にボールを持たれるが徐々に相手のプレスをかわし攻撃を仕掛けることができるようになる。

最初のチャンスは18分、渡井がドリブルで持ち上がると、杉森へつなぎ垣田へクロス。垣田がワンタッチで落とすと西谷がミドルシュートでゴールを狙う。26分には福岡のロングフィードから垣田がDFの裏を取り抜け出すと右サイドへ展開。杉森がスルーしたボールを藤田が強烈なシュート!しかし惜しくもポストに弾かれてしまう。

しかしその直後、待望のシーンが生まれる。
左サイドの岸本が相手ボールをプレスバックしボールを奪うと、小西が右サイドへ展開。ドリブルで持ちあがった藤田のクロスは相手選手が先に触るが「クロスを中に入れた瞬間、こぼれてきそうだなと感じて、前目にポジションを取っていました。相手選手のボールタッチが少し大きくなったところをしっかり狙えました」と小西が素早くボールを奪う。そして「ボールを取った場所が結構前だったと認識できていたので、そのままゴール前に入っていこうと、ボールを取った瞬間から思っていました」と垣田とワンツー。相手DFを置き去りにし得意の左足シュートでネットを揺らす!

1点リードで迎えたハーフタイム「相手の出方を見て柔軟にプレーしていこう。セカンドボールをものにすること。勝負はここからだぞ」と指揮官に送り出される。

55分に1枚目の交代。藤田に代えて田向を投入。

57分に決定機。岩尾のボール展開から岸本が垣田へつなぐとニアに入ってきた杉森へクロス、こぼれ球を西谷、さらにこぼれ球を岸本が狙い、最後は杉森がネットを揺らすが、オフサイドの判定。

70分には選手交代。内田、垣田に代えて石井と河田を投入する。
山形も選手を入れ替えながら、クロスボールを何度もいれたり、コーナーキックが続くが「もちろんスライドするところはスライドしますが、最後のクロスのところでマークを空けないように、田向選手や福岡選手と一緒にやっていました」とは、途中出場の石井の弁。

結局、最後まで相手にゴールを割らせずタイムアップ!小西のゴールを最後まで守り切り、アウェイで貴重な勝点3を挙げた。

この5連戦を全勝し勝点を56から71まで積み上げることに成功。2位福岡(勝点59→68)、3位長崎(勝点51→63)との勝点差を広げることに成功した。

残り8試合に向けて「これで何かを成し遂げたわけではないので、しっかりと目の前の試合を戦って、次の試合で何ができるのかに目を向けてやっていきたい」と試合後話したのはリカルド監督。
また選手たちも「まだ試合は残っていますし、他のチームの結果も自分たち次第でどうにでもなるので、1試合1試合に集中してやっていきたい(石井)」「試合後のロッカールームでも次の試合に向けて、まずは回復することという声が出ていた。もう次の試合に向けての準備が始まっています(小西)」、「どれだけいいコンディションを整えられるか、意識したいです(垣田)」とチームの目線は、すでに次節に向けられていた。

□試合フォト

(残り 101文字/全文: 1568文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ