ヴォルティススタジアム

岩尾憲「チームが勝つためにいつも通りのスタンスでやるだけ」リカルドロドリゲス「この試合で我々の集大成を見せられれば」野村直輝「J1昇格を徳島ファミリーで掴みたい」ーJ1参入プレーオフ決定戦に向けた監督・選手コメントー

○岩尾憲選手
「(決戦の相手は湘南です)正直やりたいか、やりたくないかで言えばやりたくない相手ですが、湘南には4年在籍して、いつかそのクラブを自分が超えていかなければいけないという想いもあります。
(今の湘南の印象について)これまでとスタイルに大きく変化はないと思います。
(湘南で培ってきたモノが今どう活きている?) 当たり前ですけど、手は抜かないということですね。 良い時、悪い時は個人としても、チームとしてもある中で練習でも練習試合でもチームまたは自分のために手を抜かずにやるということを伸ばしてもらいました。キャプテンとしてもそういった姿勢を見せることは一つの基準となると思いますし、それは僕の信念でもあります。
(明日はどのように戦っていきたいですか)いつも通りこれまで積み上げてきたモノをチームとして表現するだけですし、いろんな難しいシチュエーションや普段起上手くいっていることが上手くいかなかったりと、そういうことがおそらくピッチで起こるかと思いますが、それを含めて「チーム」で乗り越えていきたいと思います。
個人的には古巣ということはありますが、それは僕の勝手な想いなので、ピッチではそんなモノを捨ててチームを助けるために、チームが勝つためにいつも通りのスタンスでやるだけです」


○リカルドロドリゲス監督
「(勝ち抜いてJ1参入決定戦まで来ました)ここまで来れたのは一年間の功績ですし、本当にクラブの一員として嬉しいです。やはり最後の決勝戦という位置づけですし、全てを出し切らないといけません。この試合で我々の集大成を見せられればと思います。
(今年のチームを見ていると、個人の成長はもちろんですが、高いチーム力や組織力があります)
我々としては、誰かスター選手を抱えて一人で何十点も取ってくれるようなチームを目指しているわけではありません。チームとして状況を打開していく、そういったことを貫いてきたと思っています。

(湘南の印象について)
3試合ほど見ました。インテンシティが高く、自分たちのスタイルを続けられているチームです。生き残りをかけた試合になりますので、今回もガツガツ来ると思います。

(山形戦の試合の入りでは少し押し込まれました。湘南戦に向けた反省材料になるのでは?)
今回の参入プレーオフでは、例えば甲府で言えばカウンターのスピード、山形であればプレスのスピード、湘南は、その2つ(の要素)が組み合わさったチームだと思っています。参入プレーオフでのふたつの戦いが湘南戦に生きてくると思います。

(2試合とも勝たなくてはいけない試合です。先制点を取ることと先に失点しないこと、どちらが大事になりますか?)
我々としては、常に勝利を目指してやっています。やはり点を取ることも大事ですし失点しないことも大事ですから、どちらかということではないです。もちろん無失点に抑えながら点を取ることが理想になります。
ここまでやってきたやり方で、それから勝者のメンタリティを持って戦っていきたいです。今シーズンホーム・アウェイで合わせて20勝以上しているので、勝つ力はあると思います。

勝って昇格することを目標にしています。試合を楽しんでもらえるようにいいプレーをしたいです。もちろん今考えているゲームプランをしっかりと使いながら、見てくれている人たちが満足のできる試合をしていきたいです」


○野村直輝選手
「ホームでプレーオフを2試合続けて戦い、そこでいい結果を出せたことは、間違いなく徳島ファミリーの力が相手を上回った結果だと思います。一年間積み重ねてきたことをうまく表現できた2試合だったのかなと思います。
(次のJ1参入決定戦は)引き分けのままいけば相手の勝ちですけど、お互いに間違いなくチャンスは来ると思うので、それをどちらがしっかり仕留められるかだけだと思います。お互いに一年間抜かりなくやってきた中でこの試合を迎えます。ただ、僕たちは失うものは何もないので、この一年間積み上げてきたものを、勢いとかではなくてクラブ・チームを含めた徳島ヴォルティス全員で、地に足を付けて披露するだけだと思います。

試合展開としては、先に点を取られてしまうと2点取らないといけない苦しい展開になると思います。前半は湘南のプレッシャーも激しいと思いますし上手くいかないことも想定できます。そういった中で、先に失点をしないようにしながら、スペースが空いてきたり隙がある瞬間は絶対にあると思うので、そういったところで仕留められるように準備したいと思います。

(最後にサポーターの皆さんへメッセージをお願いします)
今年一年初めて移籍した中で、自分の考え方とかを快く受け入れてくれた徳島ファミリーの皆さんには感謝したいですし、ここまでこれたのも、いろいろな方の支えがあったからこそだと思います。
そういった皆さんの想いに応えるためにも、今年の最大の目標であるJ1昇格を徳島ファミリーで掴みたいです。試合に出られる選手しかピッチでは表現できないので、そこでしっかり結果を出して、皆さんと一緒にJ1昇格を味わいたいです。そして、これからも徳島ファミリーが強く大きくなっていくための試合にしたいと思います」

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ