ヴォルティススタジアム

【徳島vs柏】試合フォトレポート:理想通りの試合展開も、悔しい逆転負け。「100%出した結果(岩尾)」を受け止め、残り20試合を戦い抜く。

■2019明治安田生命J2リーグ第22節
7月13日(土)徳島 1-2 柏(19:03KICK OFF/鳴門大塚/7,211人)
得点者:61’渡井理己(徳島)86’鎌田次郎(柏)90’瀬川祐輔(柏)
————-
J2も日程の半分を消化し、折り返しとなるJ2第22節。今節はJ1昇格候補の一つ、柏レイソルとの対戦となった。

激しい雨がピッチに降り続く中、キックオフの笛を迎えた。この日は左サイドに清武、右サイドに杉本が入り、野村が佐藤と2トップを組む形でスタートした。
試合序盤から、激しいプレスとボール回しで主導権を握ったヴォルティス。開始直後の杉本のシュートを皮切りに、4分には左サイドに展開し清武がカットインしてミドルシュート。10分には小西のFKに佐藤、23分には清武が野村とのワンツーで抜け出し清武が決定的なシュートを放つが、柏GK中村航輔の好セーブもありゴールネットを揺らせない。その後も26分バイスのロングフィードから杉本がエリア内に侵入しラストパス。佐藤が飛び込むが相手DFに先にクリアされてしまう。
結局前半は0-0で試合を折り返す。
ハーフタイム、前半試合途中にスリッピーなピッチに足を取られ負傷した田向に代えて、前節同点ゴールを決めた渡井を投入される。
前半同様、後半も徳島ペースで試合が進む。54分に清武の浮き球パスを岩尾がヒールで流し、佐藤が落としたボールを野村がシュート、57分には清武のブレ球FKをGKが弾いたボールを小西が詰めるが、またしてもGK中村に防がれてしまう。

そんな膠着状態が続く中、ついに待望のゴールが生まれる。61分、小西のトリッキーなパスを受けた渡井がくさびのパスを佐藤に入れる。佐藤が落としたボールに、走り込んだ渡井がコントロールショット!これがネットを揺らしついに先制ゴールを奪う!

先制点を奪った渡井理己

待望の先制点に喜びを爆発させる選手たち

リードを奪われた柏も反撃。サイドからのクロスを入れられるシーンが目立つようになると、73分にはオルンガのシュートがクロスバーに当たるなどひやりとさせられるが、GK梶川やDFラインの選手を中心に粘り強く対応する。
しかし86分、CKからオルンガのヘディングシュートをクリアするものの、こぼれを鎌田に詰められ同点に追いつかれると、90分にはまたもCKから瀬川に頭で決められ1-2と逆転を許してしまう。

後半アディショナルタイムには、DFヨルディバイスやGK梶川も前線に上げゴールを目指すが及ばす、タイムアップ。長崎戦以来7試合ぶりの敗戦となった。
試合後、試合に負けた悔しさをにじませつつ「これだけの相手に対してやりたいことを存分に発揮できたということは非常に重要。この感触を大事にしながら、次の試合に向けて進んでいければと思っています(リカルド監督)」「100%出した結果がこうなので、僕たちにまだ何かが足りないということです。また明日から全員で助け合い頑張るしかありません(岩尾)」とコメント。力を出し切った中での敗戦を糧にして、残り20試合を戦い抜きたい。

□試合フォト

(残り 107文字/全文: 1519文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ