ヴォルティススタジアム

2勝1分同士の対決~2017プリンスリーグ四国第4節 徳島ヴォルティスユースvs松山工業高校~

試合前の状況では両チーム2勝1分で、首位を狙うチーム同士の対戦となった。プリンスリーグは今節を終えると、2カ月間の中断となる、そういった状況での試合となった。

高円宮杯U-18サッカーリーグ
2017プリンスリーグ四国 第4節
徳島ヴォルティスユース 4-1(前半1-1) 松山工業高校
13:30キックオフ@徳島スポーツビレッジ
得点者:20分 前田波嶺、24分 松山工業、58分 藤原志龍、73分 藤原志龍、90分+4 岩佐瞭希

松山工業高校戦のスターティングメンバー

■徳島ヴォルティスユース
GK 1 乾智樹
DF 6 久次米啓吾
DF 16 前田智基
DF 18 久米航太郎
(→HT DF 3 佐藤優樹)
MF 7 桒原呂偉
(→HT MF 23 松原蓮)
MF 8 前田波嶺
MF 10 藤原志龍
MF 11 山田誠人
MF 15 八木祐哉
(→77分 FW 5 林優斗)
MF 19 曽根嵩之
MF 20 森田凛
(→86分 FW 9 岩佐瞭希)

SUB
GK 31 田原宙
DF 2 市川健志郎
MF 24 澤崎凌大
MF 26 平田駿佑
MF 28 山田晃汰

徳島スポーツビレッジにて13:30キックオフで行われた試合は、立ち上がりからボールを支配してペースを握る。左サイドの藤原にボールが入ると、全体にスイッチが入り連動した仕掛けを見せて、押し込んでいく。

そして、20分にGK乾が綺麗なフィードを前線まで通すと、ボールを受けた前田(波)がエリア内にドリブルで仕掛けてファールを受けPKを獲得。桒原の蹴ったPKは相手GKに止められるが、前田(波)が詰めて先制する。

完全にヴォルティスペースかと思われたが、24分に守備でのもたつきから相手にボールを奪われて、慌てて対応しPKを与えてしまい、それを決められて失点。

その後、再度リードを奪うために、積極的な試合運びをして、シュートシーンも作るが、決め切れずに1-1で前半を終える。29分には中盤でボールを受けた藤原が、サイドに展開し、縦パスを受けた八木がヒールで落として完全に相手を外して、曽根が中央の藤原にラストパス。しかし直前でイレギュラーもあり、シュートが面で当たらず外れてしまう最大の決定機もあった。

後半から投入された佐藤優樹(#3)

前半で痛めた2選手を交代させて、後半が開始となる。ヴォルティスが押し込んでいるだけに、いかに早く得点を奪って、相手のカウンターを許さないようにするかが問われる展開だった。

2ゴールを決めた藤原志龍(#10)

58分にドリブルで仕掛けて得たFKを藤原が直接決めてリードを奪うと、73分にはセンタリングがそのまま入る形で藤原がこの試合2点目を奪う。この時間帯になると、ヴォルティスが上手くボールを動かして、サイドで仕掛けるなど、隙が無く相手陣地での試合運びをしっかりとおこなうことがより徹底され、同時に相手には攻撃の手段が無くなって来ていた。

途中出場の岩佐瞭希(#9)がダメ押しとなる4点目を決める。

アディショナルタイムには、深いところまでえぐってのグラウンダーの折り返しに、途中出場の岩佐がしっかり相手DFの前に入って合わせて、追加点を奪って試合を4-1で締めくくった。

中盤で森田とともにコントロールする時間を作った曽根嵩之(#19)

前半にミスから失点して同点に追いつかれた試合運びは、まだまだな部分もあるかもしれないが、ボールを保持して動かすことを公式戦でもトライし続けている結果でもある。トップチームのようにDFからボールを動かしていく中で、上手く森田や曽根が中盤でボールを受けて展開をしたりペースを握るために保持したりなど、相手からすぐにボールを奪ったりなど、コントロールが出来ている時間はかなり良いサッカーになっていた。その中で、ストロングである藤原や桒原のドリブル、山田のサイド突破などが機能し、特に後半はしっかりと追加点を奪い続けて勝利を掴んだ。

羽地監督は試合後の取材に「相手を走らせて、自分たちのコンセプトを守りながら出来たと思う。高いレベルになった時に、寄せの部分とかはまだまだ。精神的にもプレッシャーが掛かった時に、今日のようなコンセプトを崩さずに出来るかというのを大事に、トレーニングからやっていきたい。」と、現状の結果だけを見ずに、これからのチームの伸びを大事にしたコメントを残した。

首位の愛媛FCとは得失点差1で2位の状況で中断期間に入るが、首位奪還を目指して再開後は勝利を続けて行って欲しいところだ。

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