ヴォルティススタジアム

【徳島vs岐阜SE】レポート:圧倒的な内容を見せるも、1-0で僅差の勝利。天皇杯2回戦で見えた光と影。(1629文字)

■第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会 1回戦
9月5日(土)徳島1-0岐阜SECOND(18:00KICK OFF/鳴門大塚/1,442人)
得点者:85’広瀬陸斗(徳島)
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B15U9882
天皇杯二回戦の相手はFC岐阜SECOND(以下 岐阜SE)。守備面においてやや甘さを見せた一回戦の自戒と、東海社会人リーグ1部に属しながらJ2群馬を倒して勢いを持つ岐阜SEへの十分な警戒から、ヴォルティスは厳しく試合に臨んだ。

立ち上がり2分に岐阜SE森優也のスルーパスから相手にファーストシュートを許したが、その直後にDFを振り切る津田知宏の突進でヴォルティスの攻撃にスイッチが入る。15分には廣瀬智靖のドリブルから、16分には競り合いのこぼれ球から立て続けに津田の下へ決定機が訪れるが、共にシュートは枠をとらえきれなかった。その後も38分には長谷川悠のヘッド、44分には衛藤が決定機を迎えるが、いずれも最後の最後で岐阜SEの踏ん張りに遭いゴールならず。局面では球際を激しく、福元・冨田両CBのカバーリングも巧み、チームのベースとなる守備が安定していたことで、ヴォルティスの選手たちは自信を持ってプレーした。加えて、相手の曖昧なマークと簡単なミスにも乗じ、圧倒的な内容で前半を終えた。唯一、足りないものはゴールだけだった。

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