8月8日(土)、水戸戦の試合前に行われた 青山隼選手の引退セレモニーでの挨拶全文掲載。(971文字)
「みなさん、こんばんわ。先月、引退した青山です。皆さんにご挨拶をする前に引退してしまって心残りだったのですが、こうした機会を作っていただき、本当にありがとうございます。今日、初めてスタジアムにいらっしゃった方もいると思いますが、少しお時間をいただいて、ご挨拶させていただきます。
今年でプロ10年目のシーズンでしたが、徳島で一番長くプレーすることができました。その中で特に思い出に残っているのはJ初ゴールを決めた試合(09年の第31節・愛媛戦)、2年前の昇格を決めた国立での試合(J1プレーオフ決勝・京都戦)の2試合です。
そして、僕が浦和レッズから帰ってきた時にみなさんが快く迎え入れてくれたことは僕の心の中で深く思い出となって残っています。
現役中はいろいろなことがありました。ケガもしましたし、なかなか上手く結果を出せなかったこともありましたが、みなさんと一緒に掲げたJ1での戦いという目標を達成でき、お世話になった徳島の皆さんに喜んでいただけたと思っております。
今年、J1復帰を目指して戦っている中で、シーズン途中での引退というわがままを許してくれたクラブに感謝しつつ、クラブを支えてくださっている自治体やスポンサーの方々、そして応援してくださったファン・サポーターの皆さま、本当にありがとうございました。また、丈夫な体に育ててくれた両親、サッカーをするきっかけを作ってくれた兄にお礼を言いたいです。
もうスパイクを履くことはないですが、これからは一人のファンとして徳島ヴォルティスを応援していきたいと思います。みなさん、本当にありがとうございました」
深々とスタジアムの全方向にお辞儀をしながら、体全体を使って感謝の気持ちを表現していた姿が印象的だった。第2の人生も自分らしく毎日を楽しんでください!
自身のツイッターでも引退セレモニーの報告と感謝の気持ちがつづられていた。
昨日、無事に引退セレモニーをすることができました。 皆さん、本当にありがとうございました。 サッカーを通して皆さんに出逢えたことに感謝をし、これからも努力し頑張っていきたいと思うので今後とも青山隼をよろしくお願い致します! サッカーやっててよかった(^-^)!
— 青山 隼 (@KU_RO_4_6) 2015, 8月 9
reported by 柏原敏