【2022年総括最終章】ルヴァンカップ優勝と青山敏弘と、そして工藤壮人と
天皇杯決勝で敗れたことを、青山敏弘は悔いていた。それは試合に出た選手たちに対してではなく、自分に対して。
「本当に誰もが、勝てるっていう気持ちが出てしまいましたね。そこを引き締めることが(自分には)できなかった。そこに対して僕自身、すごく責任を感じていましたね」
チームの外にいるものには、引き締められた雰囲気だったように感じた。だが、青山はそう感じてはいなかった。それは自分自身もまた「勝てる」と思っていたからだ。
「最後まで、その気持ちは揺るぎなかった。追いついて、逆転のチャンスもあって。最後はPK戦まで行って。それでも、絶対に勝てると思った。でも……」
青山は、改めて感じた。
「これがサッカーなんだな」
想定外のことが起きた時、多くの選手や監督が、同じ言葉を口にする。
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