【サンフレッチェ広島レジーナ】明日は皇后杯初戦。監督・選手コメント
中村伸監督/シュートの意識
……皇后杯がいよいよ始まります。相手(ニッパツ横浜FCシーガルズ)の印象は。
中村●チームとして、1シーズン(なでしこ1部リーグを)こなしてきてるので、戦い方は全員が共有できています。前線とサイドに特徴のある選手がいて、その特長を全員で活かしあうスタイルでやってくるのかなという印象です。
……3回戦のC大阪堺との試合でも、粘り強くて諦めない闘いをしていました。
中村●自分たちのストロングを出し続ける。そういう我慢強さも皇后杯で見せています。延長戦も勝ち切ってきているし、その辺は注意しないといけないかなと思っています。
……相手が引いてくる可能性もありますが、前節の反省を生かして、どのようなプレーを求めていきたいですか?
中村●シュートを打つ場面をもう少し増やすことですね。いろいろな形からシュートを狙いたい。クロスからもそうですし、中央を崩す形も背後を取る形もそう。ミドルシュートも含めてシュートに持っていくか。そこは、ああいう試合展開を考えたら大事になってくるかなと思います。
トレーニングの中でも、常にゴールは意識しようと言っているんです。全ては、そこからの逆算なんで。少々強引な形でもシュートに持っていくことも当然、必要になってきます。自分たちがそういう姿勢、例えばミドルシュートやロングシュートを見せるから、相手のディフェンスも変わってくるし、次の形に持っていける。そういう(決定的な)シーンを引き出せるところにも繋がってくる。もっともっと、みんながゴールを意識したプレーを増やしていかないといけないかなと思っています。
……選手たちは、どうしてもきれいなゴールを求めたいと思っています。でも、時には泥臭いゴールも必要になりますよね。
中村●去年は「こういうサッカーをしよう、こういう崩し方をみんなで作っていこう」って話をしていて、それをみんなが理解して取り組んでくれた。(シュートの)無駄打ちみたいなのは極力減らして、(チャンスの時も)最後にもう一工夫するのがサッカーの面白いところだからって言って、去年はずっとやってきたんです。そこをずっと意識して、みんなでやってくれている。
ただ、今年はそれにプラスして、「どんなゴールでもスーパーゴールだよ」と言っています。ごっつぁんゴールとかっていう言葉もあるけど、そこにしっかりそこまでスプリントとして入っているから、ボールはこぼれてくる。予測しているから生まれるゴールであって、そういう感覚を持っていない選手はゴールを奪えないしゴールにつながらない。どんな形でも最後はゴールにつなげるところは、今年はもっともっと作っていこうって話をしている。
(ゴールへの)反応は去年よりは良くなっているとは思うんですよね。シュートやゴールを意識することで、もっと決定的な場面を増やしていけると思う。そういうケースをつくり、繋げていきたいなと思っています。
……EL埼玉戦で、オフサイドになったけれど谷口木乃実選手のシュートシーンは、素晴らしい反応でしたね。木﨑あおい選手のクロスもよかった。ああいう形からのこぼれも狙っていきたいですよね。
中村●ゴール前に入っていく人数もまだまだ少ないですけれども、入っていこうという認識というか、動きは増えてきている。EL埼玉との試合でも、ゴールこそなかったですけど、ゴール前で混戦になるシーンも増えてきている。そこをもうひとつ、こぼれ球が自分達に引き寄せるような形に持っていくためには、もっと研ぎ澄まさなきゃいけない。もっと状況を見てポジションを取れるようにしていかないといけないと思っています。
川島はるな選手/焦れないでボールを動かす
……EL埼玉のように、相手が守ってきている時にはこうやって崩したいという想いはありますか。
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