【2022年総括②】ミヒャエル・スキッベ監督就任、その経緯についてPart.2
2021年3月/偶然の出会い、そして。
後に広島のコーチとしてドイツから帰国することになる松尾喜文氏には、奇妙というか、素晴らしい偶然が織りなす体験があった。それは2021年3月のことだ。
当時、コロナ禍の真っ只中で、ドイツでも子供たちが集まってサッカーをすることが難しい状況だった。
当時、デュッセルドルフに住んでサッカーを教えていた松尾氏も、「グラウンドも使えない状況で、どうやればいいんだ」と苦慮していた。
そこで彼は子どもたちを近所の公園に集めることにした。「4歳以下の子供たちなら、5人までは集まってもサッカーをしてもOK」というルールもあり、松尾氏は子供たちを5人ずつで回しながら、サッカーのトレーニングを行っていた。
その時、たまたま犬の散歩で通りかかったのが、ミヒャエル・スキッベその人だった。彼は子供たちがサッカーをやっていることに興味をもったのか、ゆっくりと近づいてきた。
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