【2022年総括①】ミヒャエル・スキッベ監督就任、その経緯についてPart.1
2021年11月下旬/どんな監督が新監督にふさわしいのか
昨年、城福浩監督(現東京V)の退任が決定した時から、クラブは新監督との契約を模索していた。
ギリギリでJ1に残留できた2017年のチームを引き受けた城福監督は2018年、2位に躍進。2019年からも残留争いには1度も巻き込まれることもなかった。「靴一足分の寄せ」という言葉に代表される球際の強さを選手たちに求め、失点しないチームを確立。2018年のパトリック、2019〜20年にかけてはレアンドロ・ペレイラを軸として、ロングあるいはショートのカウンターから勝点を積み重ねる。森島司のブレイクを引き出し、荒木隼人を成長させ、大迫敬介や藤井智也らを抜擢して育成したことも間違いない。
城福監督時代を経たチームを次のステップに進ませるためには、どんな監督にチームを任せればいいのか。
外国人監督しか、いないのではないか。
筆者はそう確信していた。新しい息吹をチームに持ち込み、刺激を与え、タイトルを狙えるチームにするには、外国人監督の新鮮な感覚を注入するしかないと思っていた。
まだ新監督決定のリリースが流れる前の11月下旬、筆者は足立修強化部長に直接、聞いてみた。
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