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【サンフレッチェ広島レジーナ 1-2 ノジマステラ神奈川相模原】選手たちの言葉。

左山桃子選手/もっと泥くさく闘わないといけない

……試合全体を振り返ってみて、いかがですか?

左山●前半から相手ペースになってしまった。それをもっと自分たちのペースで持っていけるように、試合の中で喋ってやっていかないといけない。

……相手がかなり中盤で激しくきてすぐに奪われて、なかなか自分たちのボールをつなげないという時間帯もあった。後ろから見ていて、どうすればよかった?

左山●もっと後ろが割り切って、相手を後ろ向きにさせるプレーも必要でした。私たちがプレッシャーをかけるような戦い方を、もうちょっと最初からすれば、相手の勢いに飲み込まれなかったのかなと思いました。

……後半はその辺、狙っていましたか。

左山●そういうのも含めてちゃんと機能したっていうのもありますし、割り切って裏を狙おうって後半は入りました。

……失点した場面は、うまく入れ替わられたなっていう感じもありましたけど。

左山●連係ミスでしたね。私的には(GKが)出てきてくれると思いました。ただ、あのシーンでは声がかかっていなかったので、私自身がクリアすべきだったと思っています。もっと、やり続けなきゃいけない。ゴール前でどんなことがあっても身体を張って守らなきゃいけなかった。

……セットプレーからの得点について。左山選手にとってのWEリーグ初得点でしたね。

左山●去年はなかなかセットプレーから得点を取ることができなくて、今シーズンはずっとそれをやってきた。小川からすごくいいボールが入ったので、私は合わせるだけでした。ああいう感じで一つ一つのところはあってきているので、続けていきたい。チームに流れがこない時、ああいうセットプレーで点をとって勝てるようなチームになっていけたら、もっともっと強くなっていけるのかなと思いました。

 どうにかセットプレーで、チームに貢献したいとずっと思っていた。負けはしましたけど同点ゴールがとれたのは、率直に嬉しかったです。やっとゴールを決められたっていうのも嬉しかったし、失点した場面は私自身悔やんでいたので、どうにかチームの為にやりたいなって思って、セットプレーに入ったから。

……次は浦和です。

左山●チャレンジャーという気持ちを忘れずに、貪欲に戦っていかないといけないと思っています。綺麗なサッカーだけじゃなくて、もっともっと泥臭いようなプレーして、みんなでもっと戦っていかないといけない。

……ピッチの上のコミュニケーションについて。

左山●うまくいってない部分で、どうやったらうまくいくかとか、何で言ってないかとか、そういうのを細かく自分たちの気持ちだけを伝えるんじゃなくて、細かいところに話してる部分も多くなってきていね。その時その時で、できることを増やしていく為にもコミュニケーションが必要なので、徹底して話し込むようにはしてます。

……試合の最後、3バックでしたね。

左山●練習でもそうですし、紅白戦の中でも得点を狙うために前に人数を掛けてっていうことで最後はやりましたけど、もっともっとできた部分があったかなって思っています。


小川愛選手/セットプレーにもっとこだわって、得点に絡みたい

……負けはしましたが、2試合連続でセットプレーから得点。これは収穫ですね。

小川●去年はなかなかセットプレーから得点が生まれなかったっていうのもありますからね。今年は昨年以上に練習を重ねて、中と擦り合わせながらやっている部分もあったので、それが試合で結果に繋がることはすごくうれしいです。その1点で流れが良くなくても一気に変えられたり、試合の雰囲気も変えられる。サンフレッチェ広島レジーナの武器になるようにもっと練習を重ねていきたいと思います。

……小川さんのキックと中の動きが合ってくるようになった。

小川●人によってボールの質だとかスピードも違うと思うんですけど、中がそれに合わせて入ってきてくれてるし、チームでここを狙っていこうっていうのも共有できている。最後にセットプレーのチャンスもあって、ああいうところで得点につながれば良かった。ああいう形から追い付いたり、勝ち切る試合っていうのを増やしていきたいと思います。

……セットプレーで2点取れれば、追いつけたわけですから。

小川●はい。全然、違いますからね。セットプレーの1本・1本を大事にしていきたい。意識して自分のキックに集中して、点に繋がるようなボールを上げていきたいと思います。

……左山さんのゴールになるつながるコーナーキックを奪ったシーンは、小川さんのロングシュートでしたね。バーに当たりました。

小川●得点に絡むプレーを増やしたいと思っているので、ロングシュートは常に狙っている。今日の試合は、なかなかシュートを打つシーンが少なかったので、どこか流れを変えてやろうっていう気持ちで打った1本でした。ゴールには入らなかったんですけど、コーナーに繋がって結果的に点につながったのは良かったと思います。

……あのシーンは、小川さんが自分で身体をぶつけて、ボールを奪い返したところから。それは敗戦でもポジティブな要素。

小川●相手も球際にガツガツ来てて、なかなか自分たちが一歩先に触れてるシーンも少ないって感じていた。ミスした後の切り替えを早くすることと、やっぱり守備ですよね。攻撃がうまくいってない時こそ守備だと思って。もうそれが結果的にああいうシーンに繋がったのは、個人的にも良かったと思います。

……泥臭いかもしれないけども、ああいうシーンをもっともっとみたいです。

小川●そこは個人的にもずっと意識している部分でもあります。チームにとっても自分がボールを奪えるか覚えないかっていうところがすごく大きいと思っているので、もっともっとボールを奪うところだったり、切り替えのスピードを上げていって、チームに少しでもプラスになるようなプレーをしたいと思います。


上野真実選手/距離が遠かった

……非常に残念な結果になったんだけど、前半から相手のやりたいようにさせてしまったなという印象があるんです。

上野●入りから相手ペースに持っていかれたってところが、まず大きかったかなと思います。その中でも、前半に1点返せたっていうことはプラスに考えたいなと思います。

……距離感のところを修正できればなと思ってみていましたが、どうですか。

上野●DFラインと攻撃陣との距離感っていうのはやっぱり遠くて、自分たちのやりたいことっていうのが全然できなかった。そういうところをしっかり修正していければいいかなと思います。

……2連勝というわけにいかなかったですね。

上野●もう切り替えるしかないと思いますし、もっともっと自分たちのサッカーができるように、お互いしっかり声を掛け合いながらやっていきたいなと思います。


塩田満彩選手/自分がチームを勝たせたい

……2試合連続の先発でした。

塩田●個人としての課題がすごく明確になった2試合でした。

……どういうところが?

塩田●前半 、個人的な試合の運び方だったり、ストロングとしているロングボールの精度だったりを、もっと磨いていかないといけないなって思いました。

……相手のプレッシャーは感じましたか。

塩田●ちょっと構えちゃったかなって思ってて、ミスを減らそうっていう自分の思いがちょっと出過ぎちゃった。もっと積極的にチャレンジャーとしてやっても良かったかなって思ってます。

……試合に出られない頃と今と、メンタル的な部分でちょっと変わってきた部分はありますか。

塩田●より責任感というのも感じました。今日はホームで負けてしまって、途中出場で負けた時よりも凄く、悔しさを感じました。自分に勝敗の責任があるんだなって強く感じました。

……次はアシストしたいですね。

塩田●もう、ぜひ(アシスト)したいし、自分が点を取ってチームを勝たせたいです。

……昨年の今頃の塩田さんとは違いますね。

塩田●あの時はついていくのにも必死でしたから(苦笑)。


中村楓選手/3バックもできるようになりたい

中村●前半から相手の勢いに押されてるような形でした。結局は受け身になったまま、それをひっくり返すことができなかったっていうのが失点にもつながってますし、この結果にもなっていると思う。スタートからしっかり自分たちの強さを出すこと戦う姿勢っていうのをしっかり出さなきゃ、こういう結果になってしまうなと思いました。

……一人一人が孤立しているように感じましたが。

中村●距離が確かに遠かったなって自分たちも感じていて、相手の動きに対して自分たちの距離感も変えたりとか、ゲームの中でうまく修正しなきゃいけないなっていう課題はやっぱり見えましたね。

……残り5分ぐらいかな 、3-4-2-1に形を変えました。

中村●やろうとしてること自体は攻撃に力を入れるっていう部分でした。短い時間だったんですけど、そこをやろうっていう意思はみんなもしっかりと持っていましたね。点には繋がらなかったんですけど、そこは徹底的にこれからもやっていくところだとは思う。いいように捉えていきたいなとは思います。

……後ろの選手としては、3バックの守り方も気になると思うんだけど。

中村●ずっと4バックでやってきてるので、その積み上げてきたものがありますし、3バックは3バックで個人の特徴を生かしてるシステムでもある。両方、良い部分はあるかなと思っています。

……中村さんはどっちがやりやすいですか。

中村●えーっ(苦笑)。私、3バックってやったことないんですよ。なので、ある意味すごく新鮮な感じです。3バックも習得したいなっていう気持ちは凄くあります。

……次は浦和です。より強い相手です。

中村●今日みたいな姿勢で入ってしまうと、絶対にやられてしまう。スタートからしっかりと体をぶつけるところ、勝ち切るところ、ボールを取り切るところっていうのを大事にして、戦わなきゃいけないと思います。



 

 

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