【広島 3-2 福岡】まず先勝。「広島のレジェンドになりたい」と願う川村拓夢、爆発。
NINJA TAKUMU。
その瞬間、思わずそんな言葉が漏れた。福岡のDFからすれば、どうして彼がそこにいるのか、全くもって不可思議だったはずである。
21分、満田誠が右サイドでファウルをとり。広島のFK。野津田岳人がセットしたが、福岡の高さは強烈だ。
ジョン・マリ、ファンマ・デルガド、三國 ケネディエブス、ドウグラス・グローリ、熊本雄太。180センチ超えのフィールドプレーヤーは 5人を数え、三國は190センチ台。ファンマ・デルガドとドウグラス・グローリ、熊本は185センチオーバーだ。
一方の広島も、180センチを超えているのは荒木隼人と野上結貴、塩谷司とドウグラス・ヴィエイラ、そして川村といるが、190センチ台はゼロで185センチオーバーも荒木とドグだけ。普通のボールであれば跳ね返される。
実際、この時もそうだった。ニアを狙った野津田のボールは、しっかりと弾かれた。ただ、ボールはタッチラインを割り、広島のスローインとなる。
今季、多くの場合で広島はスローインを素早く投げる。それは、チームの原則だ。この時もそうだった。だからこそ、福岡のDFたちに隙ができたのかもしれない。
野津田からボールを受けた満田誠は、ゴール前に向かってロビングを上げた。荒木隼人のヘッドにピタリ。競っていたのは熊本だったが、しっかりと競り勝てた。
ボールが中に入っていく。そこにはドウグラス・ヴィエイラがいたが、ドウグラス・グローリと三國が監視していた。
あ、クリアするんだな。
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