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【広島 3-0 札幌】厳しい状況を跳ね返した監督と選手の信頼

中2日対中5日というだけの差ではなかった。立ち上がりの札幌は凄みすら感じさせるほどの圧倒的なプレッシャーをかけ、広島を押しこみ続けた。5トップ気味に前線をつくり、リベロの宮澤裕樹もほぼ中盤で仕事をして、西大伍・荒野拓馬のラインも高い。後ろはほぼ2バック状態だったが、福森晃斗は得意の左足でのロングボールで広島に脅威を与え、岡村大八も積極的に攻め上がっていた。

まさに、攻め達磨。リーグ戦2試合で失点10といっても、自分たちは攻撃のチーム。攻めて立て直すんだと言わんばかりの札幌の気迫の前に、広島はボールをまともに繋ぐことすら、できなかった。

9分、柏好文からルーカス・フェルナンデスがボールを奪い、駒井善成のスルーパスに抜け出した。PA内での1対1。この時、ルーカス・フェルナンデスのシュートを弾いた川浪吾郎の素晴らしいクリアがなかったら、スコアは全く違うものとなっただろう。

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