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【SIGMACLUB NEWS】監督不在の中でも、明確な方向性は示されている。

 新型コロナの水際対策として、外国人の新規入国が原則、禁止されている。その処置は当初、12月いっぱいということだったのだが、今日1月11日、岸田文雄総理大臣は「2月いっぱいまで継続」と表明した。

 この発表に呼応してJリーグの村井満チェアマンは「昨年もJヴィレッジなどJリーグバブルで、40人以上の選手をリーグとしておあずかりしてしっかり管理し、様々な検査、対策を講じてきた実績もある。しっかりと説明しつつ、(政府に)理解を求めていく」と​​語り、外国人監督や選手、その家族が早期に入国できるよう、関係省庁と協議していく考えを示した。

 ただ、クラブとしてはスキッベ監督が開幕に間に合わないことを想定しないといけない。現在は、迫井深也ヘッドコーチを中心にコーチングスタッフが監督とオンラインで連絡をとりあい、練習やミーティングの状況も全て映像で指揮官に伝える形をとっている。その映像をスキッベ監督がつぶさに分析し、練習メニューのエッセンスを指示。それをコーチングスタッフが現実化する形で、トレーニングが進められている。

 「現場の目を大切にしてほしいと、監督からは言われている」と迫井ヘッドコーチは語ったが、それはそのとおりだろう。映像だけではどうしても限界がある。現場でコーチたちが感じた「気づき」はチームづくりにおいて大きな助けとなることが多い。指揮官としても、まずは日本人スタッフたちの目を信頼し、映像と現場の目を両軸においてチームのビルドアップを進めていくつもりだろう。

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