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【SANFRECCE HIROSHIMA REGINA】伝統の8番を背負って増矢理花は走る

サンフレッチェ広島のNo.8は、レジェンドナンバーだ。

風間八宏、森﨑和幸、川辺駿。

広島の歴史を築きあげ、それを継承する主役が背負ってきたのが紫の8番。そしてサンフレッチェ広島レジーナの8番を身に付けるのは、元日本代表MFの増矢理花である。

増矢は、国際Aマッチ27試合出場6得点という実績を誇るタレント。2021年U-17ワールドカップではブラジルから2得点をあげた逸材で、昨年まではINAC神戸で活躍。そして今年、ゼロからのスタートとなる広島のチームづくりに参加してくれた。その移籍の理由について彼女は「サンフレッチェでサッカーがやりたいと直感したから」と語っている(WE Love 女子サッカーマガジン・増矢理花インタビューより)

「実は私、8番は背負ったことがないんです」と彼女は笑う。

ただ、増矢はこう言葉を続けた。

「例えば森﨑和幸さんのような凄いレジェンドの方々が、8番を付けていたことは知っています。そういう歴史ある番号を背負えることが、嬉しいです」

風間・森﨑和・川辺と連なる8番は、広島の偉大なゲームメイカーの番号だ。そして増矢もまた、替わりがきかないゲームメイカーである。小川愛が大きな展開を駆使しゲーム全体のストーリーを構築するとすれば、増矢は一発のパスとアイディアでゴールを直接、生み出していく。そういう意味では、増矢は広島伝統の8番タイプというよりは、青山敏弘や髙萩洋次郎に近いスタイルだ。

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