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【SIGMACLUBNEWS】鳥取戦レビュー/エゼキエウ、課題と収穫

ドウグラス・ヴィエイラがいれば、もっと攻撃の連動性も前線からの守備もうまくいくことは、わかっている。レアンドロ・ペレイラのストレスも軽くなり、森島司や柏好文、ハイネルらの躍動も増幅される。それもわかっている。

ただ、彼は昨年もケガがちだった。「今季は、同じ轍を踏まない」と語ってはいたが、どんなに気を付けてはいても、ケガをする時はしてしまう。「攻撃の中心は9番」と久保竜彦が指摘したように、今の広島で欠かせない存在であるドウグラス・ヴィエイラがいないことは想定しないといけない。まして、信じがたいほどの真夏連戦が待っているのだ。オーバー30世代であるブラジル人最年長の彼を温存しないといけないケースも出てくる。

体調不良でドウグラス・ヴィエイラ不在となった鳥取戦は、彼に変わる大黒柱を探すいい機会ではあった。ただ、そういう選手が簡単にポンと出てくるほどサッカーは容易なスポーツではない。

城福浩監督は今回、エゼキエウを9番が務めていたポジションに置いた。結果としては、決して満足のいく出来だったとは言い難い。2本目の22分までプレーしたエゼキエウにとっては、収穫と課題、両方が目立ったゲームとなった。

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