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【SIGMACLUBNEWS】佐々木翔、ケガは大事には至らず。

「佐々木翔選手の状況は?」

この質問に、城福浩監督は「わかりません」とだけ、答えた。囲み取材でも「膝を傷めた。詳しくは検査の結果次第」と語った。

76分、負傷によりピッチを出る。足を引きづりながらドレッシングルームに消えた。指揮官の沈痛な表情から、「前十字靱帯を切ったのでは」という嫌な予感が走った。せっかくの3-2の勝利にも、笑えなくなった。

しかし、彼はミックスゾーンに笑顔で現れた。2016年の大宮戦後のような松葉杖もなく、悲壮感もない。膝にはテーピングもアイシングもなかった。

「大丈夫です。切れていなかった」

指揮官にはまだ佐々木の状況が伝わっていないまま、記者会見の時間がきてしまったということだろう。ドレッシングルームでドクターからの診断を受け、靱帯が切れていないことを確認できた。満面の笑み。佐々木につられ、報道陣も笑った。

「札幌戦もピッチに立ちたい」

そう語った彼は、精密検査も行わなくていいと語った。

頼もしい背番号19の笑顔を見て、本当の意味で「勝ててよかった」と胸をなでおろした。

※佐々木をはじめ、監督・選手のコメントはTSSサンフレッチェ広島モバイルサイトにアップしました。

 

(了)

 

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